最終タームでは病院実習があります。現場の空気は日本と同じく緊迫していますが、スタッフの方々は陽気な方が多く、とても楽しく仕事をしているなという印象でした。また、日本の看護師のようにバタバタ走り回るような感じもありません。
最終タームでは病院実習があります。現場の空気は日本と同じく緊迫していますが、スタッフの方々は陽気な方が多く、とても楽しく仕事をしているなという印象でした。また、日本の看護師のようにバタバタ走り回るような感じもありません。
「アメリカ看護」の英会話レッスンの講師はアメリカの現役の医師であり、医療現場がどのような場所なのか質問もできます。私が欲しい情報を事前に準備し、レッスン中に私にとっての「活きた」情報へと導いてくれます。
米国看護大学を卒業し、OPT(Optional Practical Training)を活用してアメリカでの看護キャリアを始める準備をしています。また、現在はビザスクリーンとニューヨーク州からカリフォルニア州への看護師免許エンドースメントの申請中であり、エンドースメントが完了すれば、カリフォルニアで看護師として働けるようになります。
NCLEXで出題される問題の範囲は概ね日本の国家試験と同様です。しかし、社会制度や記録の方法、意思決定支援、多文化を尊重する内容などは日米で異なる点があるため新たに勉強する必要がありました。
アメリカで看護師をしようとは思っていなかったのですが、日本で働き始めてから、ずっと日本で働いていくことに漠然と不安がありました。
ナースと言えどここはアメリカです。時間通りに出勤してくるナースは全体の10パーセントです。もしも毎日休まず、時間通りに出勤をしていればそれだけである程度評価されます。
NCLEXに合格しなければ次のタームに進むことはできません。大学の授業やテスト、Quiz(小テスト)がほぼ毎週のようにあり、それも合格ラインに達しなければならないプレッシャーもあり、本当に人生の中で一番勉強した期間でした。こんなものすごいプレッシャーの中で勉強するという機会を経験したことも初めてでした。今振り返ってみても、日本の国家試験のプレッシャーや高校受験など比べものになりません。
集中治療領域で働いていると、生きたいのに生きることができない患者にかかわることがあり、私は自分に対して今したいことはないのか?やり残したことはないのか?と強く自問自答するようになりました。
カウンセリングを予約して自分が疑問に思ったことや両親が疑問に思ったことを聞き、私が看護師になる道のりの質問をして、この人とならアメリカで麻酔看護師になるという夢を叶えられると思いました。
40歳過ぎて学生に戻りました。クラスメイトには新卒だけでなく社会人、同年代、年上の方も結構おり、みんなで協力しながら勉強しています。まだまだ長い道のりではありますが、一歩一歩進んでいこうと思います。
今までなかなか続かなかった英語勉強でしたが、現在は定期的にレッスンをしている事と教材が決まっているのでスムーズに継続できています。当たり前ですが、教材が医療に関わる内容なので親近感のあるトピックだという事もあると思います。
今回のタームには、アメリカの看護界が対峙している様々な問題やそれに関する制度、パンデミック以降、急速に発展し続けている情報看護学について学ぶ機会がありました。倫理的な問題や正しい答えのない問いを議論し合うために、自分の意見をまとめるのは非常に難しかったです。
大学では各々が目的意識を持って学んでおり、誰も年齢のことなど気にしていません。渡米を考えている方も、焦る必要は全くないので、不足の事態が起きても対応できるよう金銭的余裕を持って渡米するのがよいと思います。
臨床現場での実習が始まりました。投薬をはじめ実際に患者に対し侵襲行為をするため、これまでの「なんとなく理解できる」といったレベルの英語理解力では全く通用しないということを実感しています。
私はソーシャルセキュリティーナンバーがないため、ニューヨーク州のライセンス申請を行いました。必要書類の不備等あり、何度も連絡を取り合ったりして正直大変でしたが、これを一人で行うことは正直厳しかったと思います。
1990年〜2009年に日本の看護学校を卒業した人は、CGFNSの審査に通りにくいという情報を目にし、万が一CGFNSの申請自体がうまくいかなければ、目標のスタートラインにすら立てないのだと思い、NCLEX書類申請代行をお願いしました。自ら行うことはリスクが高すぎると考えたからです。
MTクラスは予習が欠かせず、予習していたとしても先生の問いに咄嗟にうまく説明ができず、授業後は落ち込む日々が続きました。しかし、授業で学習した内容を活かしてNCLEXの問題も解くため、とても有意義な時間でもありました。