集中治療室、産科、救急棟を訪れ、濃い体験をしています。自分が取り組んでいるNCLEX試験対策についてもふれました。
All in NCLEX
NCLEXで出題される問題の範囲は概ね日本の国家試験と同様です。しかし、社会制度や記録の方法、意思決定支援、多文化を尊重する内容などは日米で異なる点があるため新たに勉強する必要がありました。
アメリカで看護師をしようとは思っていなかったのですが、日本で働き始めてから、ずっと日本で働いていくことに漠然と不安がありました。
NCLEXに合格しなければ次のタームに進むことはできません。大学の授業やテスト、Quiz(小テスト)がほぼ毎週のようにあり、それも合格ラインに達しなければならないプレッシャーもあり、本当に人生の中で一番勉強した期間でした。こんなものすごいプレッシャーの中で勉強するという機会を経験したことも初めてでした。今振り返ってみても、日本の国家試験のプレッシャーや高校受験など比べものになりません。
集中治療領域で働いていると、生きたいのに生きることができない患者にかかわることがあり、私は自分に対して今したいことはないのか?やり残したことはないのか?と強く自問自答するようになりました。
カウンセリングを予約して自分が疑問に思ったことや両親が疑問に思ったことを聞き、私が看護師になる道のりの質問をして、この人とならアメリカで麻酔看護師になるという夢を叶えられると思いました。
今回のタームには、アメリカの看護界が対峙している様々な問題やそれに関する制度、パンデミック以降、急速に発展し続けている情報看護学について学ぶ機会がありました。倫理的な問題や正しい答えのない問いを議論し合うために、自分の意見をまとめるのは非常に難しかったです。
私はソーシャルセキュリティーナンバーがないため、ニューヨーク州のライセンス申請を行いました。必要書類の不備等あり、何度も連絡を取り合ったりして正直大変でしたが、これを一人で行うことは正直厳しかったと思います。
1990年〜2009年に日本の看護学校を卒業した人は、CGFNSの審査に通りにくいという情報を目にし、万が一CGFNSの申請自体がうまくいかなければ、目標のスタートラインにすら立てないのだと思い、NCLEX書類申請代行をお願いしました。自ら行うことはリスクが高すぎると考えたからです。
MTクラスは予習が欠かせず、予習していたとしても先生の問いに咄嗟にうまく説明ができず、授業後は落ち込む日々が続きました。しかし、授業で学習した内容を活かしてNCLEXの問題も解くため、とても有意義な時間でもありました。
高校生の頃に池袋で行われたセミナーに、母と迷いながら行きました。星さんに「まだまだ時間があるうちに来てくれてありがとう!これから準備できることはたくさんあるよ!」と熱弁を受けたのを覚えています。
私はNCLEXの受験資格を得られるのかどうか、とても不安でした。それでも結局、受験資格を得て無事合格することができました。星さんはよく「できないなら、できないと言う。できるから、できると言っている」というようなことを仰ってくださいます。が、これは本当です!
NCLEX書類代行に関しては、正直お願いして良かったと思います。まだ仕事に慣れてなくて大変な時期に自分でやる自信はなかったです。結果、何も追加書類を求められることなくクリアすることができました。
Nさんが、Medical Terminology(MT)クラスをフルに活かす取り組み方の例を教えてくれました。
オンライン英語、大学編入試験の問題集、U-Worldを用いてNCLEX対策の主に3つの勉強を行なっています。優先順位としてまずはオンライン英語でLEVEL5まで到達することを目標にし、その後U-worldでのNCLEXの対策を開始しました。
私は CGFNS を通してではなくカリフォルニア州の看護協会に直接申請し、カリフォルニア州の看護師免許を取る道を選択しました。