看護留学に関するQ & A – アメリカ在住者からのご質問

弊社にいただいている看護留学に関するお問い合わせの数は、月に35件ほどです。 一般的な質問内容は下記の通りで、年齢層は27歳から38歳がもっとも多く、なかには勤務年数の長いベテラン看護師もいます。

日本在住者から寄せられる一般的な質問内容

  • アメリカで就職するまでには、学費や生活費を含めどのくらい用意する必要がありますか?

  • 英語力はどのくらいのレベルが必要ですか?

  • 看護専門学校卒業者ですが、将来アメリカで看護大学または看護大学院進学を考えています。 どんな手続きが必要でしょうか?

  • 取得したライセンスは全米各州で有効なのでしょうか?

  • 就職を見据えたOPTやインターンシップは可能でしょうか?

  • NCLEX-RN受験をしたいのですが、日本から受験申請は出来ますか?

4月に日本で初のセミナーを開催した後、Facebook 『アメリカ看護留学研究会』 に投稿できるように設定しました。 日本で活躍中の看護師達が、お互いに情報提供しあう場を設けたおかげで、質問の内容が徐々に定まってきたように感じます。 また看護留学に際し、最低限の英語力が必要であること、年齢的なこだわりはないこと、看護学科は授業料が高いこと、各州毎にNCLEX受験申請時の要項は異なることなどが、基本情報として浸透しているように見受けられました。

以下は、実際に日本からお寄せ頂いたご質問と回答です。

R.O.さん 女性 (29歳)

Q…私は内科と外科を合計7年ほど経験している看護師です。 アメリカの医療に非常に興味があるので調べたところ、現在アメリカは不景気で労働ビザの取得が非常に厳しいという情報があったのですが、それは本当でしょうか? そんな状況下で皆さんはどうやって労働ビザを取得されているのですか? もし看護師の資格が取得できた場合、そちらの会社で就職斡旋のサポートなどしていただけるのでしょうか? またプログラムに参加される皆さんは、平均的にどの程度の英語力で、またどれくらいの期間で看護師の資格を取得されていますか?

A…

経済が不景気なのは、アメリカに限られたことではありませんが、近年現地の新聞情報や、ストップしていた道路舗装工事が再開されていたり、ビル建設が盛んになっていたりするのを見るにつけ、少しずつではあるが景気回復にあるのかと思います。 ローカルで仕事をしている私達が体感するには、まだ数年かかるとは思いますが…。それでは、いただいたご質問にひとつずつ回答させていただきます。

労働ビザ取得はどのように行うのか?

弊社で扱ったケースでは、日系病院や個人病院、施設などで労働ビザを取得されている方がほとんどです。 ちなみに米系ではリサーチ系に就職されている方が多いです。

資格取得後、就職斡旋サポートはあるか?

弊社には、日系の病院やドクターズオフィス、そして施設等の人事担当者から、直接求人情報が入ってきます。 OPT期間中で、既に滞在資格を持つ看護師には、就職斡旋のサポートを提供しております。

どの程度の英語力が必要か。 またどのくらいの期間で看護師の資格を取得できるのか?

またどのくらいの期間で看護師の資格を取得できるのか? TOEFL ibt でoverall 79 点、 speaking 18点を取得していれば、 最短3か月で資格を得ることが可能です。 日系病院とは言え、二世ともなると日本語を話す人が少ないのが現状です。 患者は勿論、ドクターとのコミュニケーションも必要ですので、現場に対処できる英語力が必要でしょう。

K.T.さん 男性 (39歳)

Q…日本で看護学科以外の学士号を取得しており、また看護専門学校 (正看護師) 卒業後に、5年間の勤務経験を持つ男性です。 今後は、アメリカで看護学学士号取得し、最終的には修士号取得を検討中です。 現在アメリカでは、就労経験がないと就職は難しく、またソーシャルセキュリティーナンバー (SSN) がなくては、カリフォルニア州でのNCLEXの受験もできないとも聞いています。 今秋、下見のためロサンゼルスに行く予定です。 お会いできればありがたいです。

A…

NCLEX申請時に、ソーシャルセキュリティーナンバーが必要な州もあります。
さらに看護大学および看護大学院によっては、留学生は入学できない、または州の正看護師のライセンスを取得していない学生は入学が認められない、というところも非常に多いです。 まずはどこの州でライセンスを取得し、その後どうしたいのか等、具体的な進路を検討されることをお勧めします。 秋に渡米予定ということですので、ぜひ事前に弊社にお申し込み頂き、各学校に必要な書類を持参して、一緒に学校見学に行きましょう。 お独りでアポ無しで出向いても、入学までの具体的な道のりは見えないと思います。 遠回りせず、的確な情報収集と学校見学をしましょう! 連絡お待ちしております。

R.K.さん 女性 (42歳)

Q…単身渡米し、当初は学士取得後に現地で正看護師として働きたいと思っておりましたが、コミュニティカレッジからUCLA看護学校に転校する際、英語力が足りないと言う理由で諦めざるをえず、結局日本に帰国してしまいました。 現在、どこの留学会社に問い合わせても、なかなか情報が得られません。 ちなみに日本では正看護師として20年間働いた経験を持っています。

A…

コミュニティカレッジから看護学校へ転校するというのは、ネイティブの学生と同じコースです。 人気の看護学科へ入学するには英語力が問われるのは当然で、留学生にはかなりハードルが高いかもしれませんね。 ましてやUCLA看護学科です。 UCLA入学にこだわるのであれば、まずは英語力を上げるしかありませんが、既に日本で正看護師としての経験があるので、ほかの学校の看護学科へ行くことも視野に入れてはいかがですか?

弊社では無料個別カウンセリング (初回のみ) を随時受け付けておりますので、スカイプをお持ちでしたら、ぜひ一度お話しましょう。 夢をあきらめることはありません! 的確な情報を知った上で、ご自分に合う進学方法と手段を考えていけば良いと思います。