Yさん (6) 急性期病院で実習
2025年5月15日掲載
Yさんの前回の体験談はこちら。
いよいよ看護大学、最終タームになりました。今回のタームでは急性期病院へ実習に行っています。緊張しながらですが、親切な先生や同級生、Registered Nurseに恵まれて何とか実習することができています。
日本での看護師経験のお陰で、患者の状態観察、アセスメントに関する不安はありませんが、私の場合は英語でのコミュニケーション力が大きな課題となっています。ある教授から「英語は上手にしゃべらなくてもいい。相手は上手い、下手を気にしてない。とにかくしゃべることが大事」と励ましをいただき、フォローしてもらうRNや他のスタッフの人と積極的に関わるようにしています。
カリフォルニアでは看護師と患者の比率が4:1なので、日本と比べて看護師が余裕を持ってケアができています。また、役割が細分化されているので、RNは状態観察と薬剤管理に徹しています。状態観察も心電図モニターの観察者は受け持ちとは別に居て、病棟の全患者を一括で観察しています。自分自身で保清や創処置などの患者に関わるケアを通して情報を収集していたので、始めは漏れなく情報収集できるか不安になりました。しかし、この状況に慣れることで実際に働く時に困らないと思うので、効果的な情報収集の方法をこの実習を通して習得したいと思います。
また、Hoshi Worldの英語レッスンを並行して行うことで、実習での疑問を授業中に解決できたり、アメリカでの看護師の役割などをインストラクターとディスカッションしたりすることができます。これが非常に効果的で有難いです。実習先のRNとじっくりディスカッションする時間は無いので、授業で話すことでアメリカの病院のシステムをより理解することができたり、次の実習での課題が発見できたりします。
あと数か月で、実際にRNとして働くことを考えると、不安が大きいのも事実です。しかし、今までたくさんのサポートを受けながらここまで来たので、そのサポートを無駄にしないよう精一杯頑張りたいと思います。まだまだ学びの途中ですが、さらに成長できるように、日々努力を続けていこうと思います。