Yuriさん(1) 日本で11年の看護師経験を経て新たな挑戦
2019年2月22日更新
Yuri 35歳 看護師歴11年 現在、老人ホーム勤務
イタリア留学から、アメリカ看護留学を決意するまでの経緯を教えて下さい。
外国で生活する・働くといった夢は学生の頃からありましたが、子供であった自分に海外で生活する・働くというような糧も度胸もなく、日々過ぎていきました。看護学校卒業時にクラスメイトがワーキングホリデイへいく事になりましたが、2年後に日本に戻ってきて日本で看護師として働き出したと聞き、母国でない国で1から語学を学び資格を取得するといったことは不可能に近いものなのかと考え始め、諦めかけていました。また5年前にはイタリアへ1年間渡航し、楽しくてあっという間に時が過ぎ、帰国して3日後には働いていたことを覚えています。イタリア語は英語ほどなじみがなかったこともあり、語学を学んで資格を取得するなどといった発想には至りませんでした。
しかし2017年にアメリカへ旅行した際に、現地の看護師の方にお会いして話を聞き、長年思い続けていた夢に再度火がついたのです。日本の看護師との働き方の違いや考え方の違い、また人種によっても対応の仕方が違うことなど様々な話しを聞き、とても興味が湧きました。帰国して早速ネットで“アメリカ・看護師”というキーワードで調べていると、「アメリカ看護」のサイトに行き着き、星さんが書いた連載(具体的かつ近年の傾向のもの)や多くの人の体験談を見つけ、全てに目を通した時にはアメリカで看護を学びたいとこれまで以上に強く思っていました。
看護師として働き出して10年以上となりましたが、まだまだ序の口で、学ぶべきことはたくさんあります。歳はとりましたが、あらゆる経験と度胸は少しずつついていきました。そして、私の生きる糧は看護師として働くことであるのではないか・・という自覚が芽生えてきたのを実感しています。そこで、近年の日本の傾向や動向を考え、一旦日本での看護師人生に区切りをつけ、少し視点を変えて全く別の国の看護というものに目を向けて学んでみようと決意し渡米準備を進めている次第です。
留学エージェントを決める際の注意事項はありますか?
イタリアへ渡航時のエージェントの方は友人に紹介してもらったので、安心していました。インターネットには会社のプロフィールやどのような実績があるのか様々な情報が書いてあり、親切な対応をして頂いたと思っていますが、アメリカ看護との違いが2点ありました。アメリカ看護のサイトでは、
・ 写真つきのレビューがたくさん載っていること
・ 情報サイトやFacebook等で、写真つきレビューや実際に今アメリカで頑張っている先輩方々の情報が伺えることができ、なおかつ繋がる事ができること(渡航決定後)
以上の2点は不安だらけの私にとって、とても心強いものでありました。
イタリア渡航の際のエージェントさんには上記の2点がなく、上記2点を質問すると紹介することはできないとの回答が返ってきて、渡航するまで不安で仕方がなかったのを覚えています。あえて渡航前に個人的に繋がる事はないにしろ、不安になれば繋がる事ができるツールがあるというのは安心出来る材料のひとつであると実感じました。
今回、私もレビューを書く事・写真が掲載される事は恥ずかしいなと思いましたが、ここでサイトを見た一人の渡航者が私のように安心して渡航決意・渡航準備を進めることが出来たらいいなと思い、レビューを書いています。
渡米する事を決めてからを聞かせて下さい。
星さんとのスカイプ面談では“とにかく元気が出る”です。
自分が想像している漠然とした将来に肉付けをしてくれるかのように、たくさんの情報や知識、経験をお話してくれます。スカイプ面談が待ち遠しく思いながら日々過ごしていました。渡航を決意して1年、自分のやるべきことを明確にして仕事をこなす中で、今までにないほど忙しく、つらいこともありましたが、星さんはじめ、りかさんや他のスタッフの方々から定期的にメールを頂き、渡航のためにやらなければならない手続きを順序良くリードしていただきました。時には心配事を相談し、指示や励ましのメールを頂き安心して仕事や渡航準備を進めることが出来ました。
・英語・医療英語について
渡航を決めた当初は基礎の英語を勉強し直そうと思っていましたが、仕事が忙しくほとんど出来ていない状態ですが、少しの時間を見つけては定期的にメールで送っていただいた英語の基礎練習問題に目を通すことはありました。星さんのアドバイスを元にmedical terminologyのテキストに目を通しています。
正直、渡米後、語学習得・授業について行けるのか不安しかありませんが、慣れるまでは授業の予習・復習に力を入れていき、慣れていけばメールで送っていただいた練習問題、また日本から持参する本を仕上げたいと思っています。
今後の目標と豊富を教えて下さい。
まずはアメリカの看護師がどのような感じか、また日本との違いを理解して文化や人種も違う患者さんに柔軟に対応していくための知識や理解が(身をもって体験する事)必要だと思っています。その為には高度なコミュニケーション能力が必須であると考えられるため、まずは語学力のスキルアップを目指して頑張りたいです。
また近年の日本の傾向・動向として今後、東京オリンピックや大阪万博、少子高齢化に伴い日本へたくさんの外国の方々が出入りすることとなるでしょう。その際にも看護師としてアメリカと日本の架け橋となるような役が果たせたらいいなと思っています。
これからアメリカ看護学校入学を目指している方へのメッセージです!
“安心して”決意・渡航することに限ります。現地情報や最近のアメリカの傾向や人脈などは専門の方でないと詳しくないと思うので、たくさんの情報を持った人を味方につけ決意されることをお勧めします。さらに私の場合、難しい手続きは「アメリカ看護」さんにお願いして、現地で自分で出来ることのみ行い、1年の余裕をもって仕事と渡航準備を進めていったので両立が出来ました。全て自分で行うとなっていたら、パニックになっていたでしょうし、まず出来なかったと思います。
最後に、星さん、「アメリカ看護」の皆さんへ
約1年前よりお世話になっています。星さんとお話しすると、妙に元気が出てやる気がみなぎります。定期的にスカイプ面談でお話させてもらい、1年間モチベーションを維持できたと思っています。時には落ち込むことはありましたが、星さん・りかさんの励ましの言葉で救われました。1年間リードしていただきありがとうございました。渡航後にお会いできることを楽しみにしています。これからもよろしくお願いします!!
Yuriさんの体験談の続きはこちら。
イタリアから帰国後は毎年、日本かイタリアで再会しています。
職種はそれぞれ違いますが、よく友人宅で食事会をします。