Yさん (7) アメリカでOPTを始めています!

Yさん (7) アメリカでOPTを始めています!

2026年1月15日掲載

Yさんの前回の体験談はこちら

医療的知識のないスタッフと協力することを学ぶ

今回、OPT期間中の体験について書かせていただきます。私は介護施設で働いています。慢性期の患者ばかりなので、病状把握に関して難しさを感じることはありません。しかしRNは管理者と私だけで、その他のスタッフは介護者で医療的知識がありません。また、管理者は新規患者との契約や会議など、施設外で働くことがほとんどです。そのため、スタッフは気になることは何でも私に報告、質問をして判断を委ねてきます。

病状の変化や薬剤変更が必要な際などは管理者に報告をして、対応を依頼します。患者によっては他施設から医療者が定期的に訪問してくるので、その時に状態を報告してケアや治療内容を一緒に検討することもよくあります。また、薬剤管理・投与は看護師しかできないため、患者一人一人の薬剤を整理して、不足が生じないように処方依頼をしたり、状況に応じて頓服薬を使用したりする必要があります。大切なのは他のスタッフに説明することです。薬剤変更時にはきちんと伝えて、何かいつもと違うことがあれば教えてもらうように依頼しています。

その他にも、褥瘡処置もメインで行い、訪問看護師と一緒に経過を見て処置内容を変更したりします。それらの処置方法について他のスタッフに教えたり、患者の動かし方や日常で使っている椅子の変更など、状態が悪化しないための提案をしたりしています。

これらの経験から、医療者ではない人への教育がいかに難しいかを改めて実感しました。一緒に働くスタッフ、患者ともに皆、出身国が違います。そのため、同じように説明しても違う内容で伝わってしまったり、別の簡単な方法を提案されたりします。きちんと医療的な効果や理由を説明すると理解を得ることはできますが、ディスカッションが必要です。ディスカッションの中で、スタッフそれぞれの意見にはそれぞれの経験や、文化的信念の違いも影響しているのだと感じています。そのため、まずはそれぞれの価値観に理解を示すとともに、患者に効果的なケア方法について説明をしていく必要があります。私は医療材料に記載または添付されている説明文をスタッフと一緒に読みながら、効果と使用方法を説明するようにしていました。言葉だけでなく文字で理解することが出来るので、伝達エラーを防ぐことができます。また、一回の説明で理解することが難しい場合もあるので、何度も説明していくことも必要です。スタッフが分からない時に、もう一度教えて欲しいと言えたり、スタッフの間違いに気づいて一緒に修正できたりする関係性の構築が大切だと思います。

英語のレッスンでフィードバックを深める

日々、様々なことを経験して悩むこともありますが、毎週受けている英語のレッスンで先生に相談してアドバイスをもらえることで、それらを次の機会に活かすことが出来ています。「患者の家族が抱えている思いを吐露した際に、もっと良い言葉かけは無かったのか」や「患者の体調変化をより効果的に他の医療者に説明する方法」など、私が経験した場面を振り返って、より効果的なコミュニケーション方法や医療者としての対応を学んでいます。自分の体験をその都度振り返ることができるので、実践に結びつけやすく、一人で抱え込まなくて済むため、心の負担も軽くなりとても助けられています。

今後も一つひとつの経験を糧にしながら、専門職として成長していきたいと思います。

閑静な住宅街にある施設で周囲には自然も多く、患者さんは家族と一緒に散歩を楽しむこともあります。

RSさん (4) OPTを利用する — ビザスポンサーインタビュー質疑詳細

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