Shimaさん (6) ニューヨークでRNとしてOPT開始

Shimaさん (6) ニューヨークでRNとしてOPT開始

2022年9月23日掲載

Shimaさんの前回の体験談はこちら

OPT申請、RNとして働くためニューヨークへ

ファイナルタームは11単位のみだったため、授業数も少なく、自分のことに集中できました。そのため、opt申請から始まり、optに向けての職探し、インタビュー対策、引っ越しなどすることが山積みでした。

optは学校から言われた書類を期限内に提出し、1ヶ月ほどでSSNとEADカードが届きました。就職もSSNやEADカードがないとインタビューすら受けられない場所もあるので、USCISの動きが出るまでモヤモヤしました。

Care giverなどでLAに残る選択肢もできましたが、RNとして働きたい気持ちが大きく、エンドースメントが完了するまではNYで RNとして働けるので、NYに引っ越すことに決めました。インタビューを終えて就職するまでの2週間は学校も終わったので思う存分友達と遊びました!

Float nurseとしてOPT開始

わたしの就職場所は住む場所、食事など生活の全てをサポートしてくださり、生活費は一切かかっておりません。また、アメリカではNew grad nurseなので、それも考慮した上で常に気にかけてくれます。現在optでRNとして働いています。わたしはfloat nurseなので、どこのユニットかは決まっておらず、毎日働く場所が変わります。継続的な看護ができないので、変化などもわからず常に困惑して働いています笑

ですが、supervisorや他のスタッフが、大丈夫?あなたはよくやってるよ、落ち着いてなど声をかけてくださり、泣きそうになりながらもなんとかやっています。オリエンテーションは比較的長く、5日間ありましたが、5日目にパートナーナースが来なくて急に1人でやってくれと言われました。ですが、周りのサポートにたすけられ、なんとかやりきりました。

全ての報告がRNに来るので、自分のことで手一杯にも関わらず、全てに対処しないといけません。ですが、わたしのfacilityはDrがフロアにずっといてくださるので、常にコンタクトが取れて有難いです。

勤務中のスマホ事情

さて、アメリカでは看護師がスマホをよく勤務中にいじっているイメージがあると思います。日本じゃ考えられないですが…もちろん、暇な時に連絡を返したり電話していることもあります(わたしは余裕がなくてしないですが…)。ですが、それ以外にも理由があります。アメリカでは日本のように病棟のPHSやスマートフォンを持ちません。わたしの1人立ちの日、朝から血糖測定をし、インスリンを確認していると、”24 units 3 times per day” というオーダーがありました。わたしはその意味が24単位を3回なのか、1回に8単位なのかがわからず、でもその患者さんの血糖は150だったので、Drに自分のスマホで確認しました。すると、誰がそんなオーダー出したんだ!多すぎる!と言って新しいオーダーを口頭指示で出してくれました。Drが病棟に来た時に、教えてくれてありがとうと握手を求められました。また、1人の患者さんのnarcoticsがなくなったため、supervisorに一錠分出してほしいと連絡をしました。それも自分のスマホで個人的に電話して依頼しました。

このように、自分のスマホをDrコールなどの仕事に使うため、常にスマホを持ち歩いて仕事をしています。

勤務先で出会った患者さんたち

Diversityと言われるNYですが、時には差別も受けます。1人で40人以上の患者さんを見るので、時間にも追われて1人に割く時間が十分にありません。役割は細分化されているとはいえども、患者さんは関係なく話してきます。その際に、また戻ってくるから待っててほしい、今時間がない、他に言ってほしいと伝えると、”Do you speak English!? I don’t want to take any medicines from you!”とプラスして汚い言葉で罵られたり怒鳴られることもあります。日本の患者さんは温厚だなと思います。そんな時は周りがその患者さんに注意してくれます。

基本、何かトラブルが起きた時やわからない時は周りにすぐ聞くようにしています。わたしは母国語が英語ではないので、大きなトラブルに発展しかねないし、ミスを防ぐためでもあります。ドキュメントも自分がしてないことは自分のシフトでもつけなくていい、ライセンスを守りなさいと先輩のRNに言われました。

また、患者さんで元々RNでmed surgeで働いていた方がおり、できない時は時間がないと言いなさい、約束を守らない方が信頼を失うからと言われました。その患者さんは、”you getting better little by little” と訪室する日は必ず声をかけてくれます。

辛いことも多いですが、よくやったねなど褒めてもらうと、もっと頑張ろうと思えます。

現在、アメリカ看護様のサポートの下、エンドースメントとビザスクリーンを申請しています。

カリフォルニアに戻る日を楽しみに頑張っていこうと思います!

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