Hazukiさん (4) BSNを取得、OPTで勤務開始

Hazukiさん (4) BSNを取得、OPTで勤務開始

2021年8月1日掲載

Hazukiさんの前回の体験談はこちら

2021年1月、ついにBSNを取得しました。5月にニューヨークからカリフォルニアに引っ越しをして、新しい生活を始めたところです。今は、OPTで働き始めたので残るのはグリーンカードの取得のみとなりました! 

OPT 申請〜取得まで

私が、OPTの申請を始めたのは、12月に入ってからでした。1月にBSNの学校を修了予定だったので書類提出と学校の課題を並行して行いました。書類はGC書類と似ていたのですぐに終わり、12月の上旬に学校のアドバイザーと一通り記入漏れがないか確認し受け取りサイン付きで郵送してもらいました。

その後、待っても待っても情報の更新がなく緊張しました。というのも、コロナ禍でUSCISが止まっていたので、(特に、ニューヨーク管轄)大幅に遅れていました。

毎日のようにUSCISのサイトで何か重要な事が更新されていないか確認したぐらいです。USCISの受け取り主がサインしたという証明もあったので、もし紛失していたらという悩みは少しだけ解消されました。

レシートが届いたのはそれから約2ヶ月後の2月17日でとても長かったです。ですが、レシートが届いたからといってそれで終わりではなくやっと始まったという感じでした。3月の上旬にやっとEADカードが届きました。本当に嬉しかったです。

その日のうちに、アメリカ看護の藤澤さんに連絡をとりいつから働けるか、カリフォルニアに引っ越す日程を伝えました。

ニューヨークでの準備〜カリフォルニア移住まで

まず、住む場所を探し始めました。初めは、徒歩またはバスで通える場所を考慮し探しましたが、結局車で約20分の距離の町に決めました。次に通勤に必要になる車をどうするか考えた結果、ニューヨークで乗っていた車をカリフォルニアまで業者に陸輸送を頼み、後日引き取りました。

それから5月2日の航空券を予約し、日程を藤澤さんに伝えると、数日後に5月3日の11時に面接があると言われ、とりあえず聞かれそうな事を調べたり友達に聞いたりして対策を整えました。

出発当日

朝5時、最寄りの空港に着きスーツケース2つを預け終えて搭乗を待っていました。

朝6時ごろ、搭乗が開始され機内に入ってまず驚いたことが、全席満員だった事です。マスク着用の義務以外、コロナ前とほとんど変わらないと感じました。飛行機も遅れる事なく、JFKでの乗り換えも無事に終えて約9時間後とうとうLAXに着きました。

新しい住居までは親切な大家さんとその婚約者の方が空港まで迎えに来てくれたので有り難かったです。空港から約1時間半で着きました。大家さん達は、話しやすくて車の中ですぐに打ち解けることができたのでよかったです。パームツリーがたくさんあるのを見て、カリフォルニアに来たと実感しました。

面接当日

時間通りに到着し、面接を受けました。形式的な面接といっても、ビジネスカジュアルの服装で赴きました。Administrator の人とお話をすると聞かされていましたが、急遽その人から、「DONも呼んだから今から3人で話そう」と言われDONがどんな人かと少し緊張しました。

お互い挨拶を交わし、面接がはじまりました。”Tell me about yourself” というのは面接では大体聞かれると思いますが、やはり聞かれました。大体の人はここで看護経験とスキルの話をすると思いますが、私の場合は学校での実習以外無かったので、実習で学んだこと等話しました。あとは、この施設でRN Supervisorのポジションになることについてどう思うか、何を大切にするべきだと思うか等聞かれました。

あとは、最初のうちはcharge nurseとして働いてもらうことになると言われました。この施設でのcharge nurseはLVNが担っているのでRN supervisorになる前に経験を積んで欲しかったのかなと思います。

それから、日本からアメリカに来た生い立ちなども話し、前から聞いていた日本人看護師の方とも初めてお会いしました。コロナ禍で余計に日本人の人とほとんど交流がなかったので新鮮で、しかもアメリカで看護師をされている先輩でもありとても嬉しかったのを覚えています。

オリエンテーション

先日、オリエンテーション(OR)がようやく終わり一人で働き出したばかりです。OR期間中、初めの数日間はビデオを1日8時間ほど見て終了でした。それから、フロアでのORが始まりベテランのLVNにつき、業務内容を教えてもらいました。スキルチェックという色々な項目に分かれた紙に、完了するごとにサインをしてもらいました。驚いたことにLVN一人で約20人に薬を渡すのですが中には8個以上の薬がある人もいて一人一人回るのにとても時間を要します。この施設にはフロアのLVN以外にもTreatment nurse (LVN)がいて主に、Dressingやculture collection 等しているようです。薬以外にも、Treatment nurse が施したDressing等の観察など他にもすることはたくさんあります。

独り立ち

あっという間に10日間のORが終わり、一人で働きはじめましたが慣れない記録をするのに時間がかかり大変な毎日を送っています。OR中は、”unexpected”なことは起きなかったのに不思議なことに独り立ちすると予想外の事が起き勉強の毎日です。例えば、急変が出てSBARの作成やドクターやご家族に報告しなくてはいけなかったりと周りのLVNに教えてもらいながら乗り越えました。その日は、15時終わりのはずが19時近くまで記録に追われました。

ただ、わからない事やできない事があれば教えてくれる環境でとても恵まれていると実感します。学生時代とは違い、責任が出てきたのでわからない時はきちんとそのことを相手に伝えることが大切だなと思いました。例えば、Folley Cathetherの交換の際、知識はあってもマネキンでしかしたことがなかったのでその主旨を伝えLVNにはその場にいてもらうようお願いしたりしました。

最後に

カルフォルニアでの生活もようやく慣れてきました。まだ一人で働き出して日も浅いですがこれからも日々できることを増やしていきたいと思います。GC申請もあともう少しだと思うのでワクワクしています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

星さん、アメリカ看護の皆さん!これからも宜しくお願い致します。

カリフォルニアのビーチ

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家の近くの桜で満開の公園

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コロナ前のKane Brownコンサート後

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パンデミックで国境が閉まる前のカナダ側から見たナイアガラの滝

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ナイアガラの滝のライトアップ

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K.T. さん (2)  コロナ禍の渡米・看護大学編入・NCLEXの準備

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Shimaさん (3)  渡米から語学学校、1ターム目、2ターム目途中まで

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