Shimaさん (3)  渡米から語学学校、1ターム目、2ターム目途中まで

Shimaさん (3)  渡米から語学学校、1ターム目、2ターム目途中まで

2021年7月15日掲載

Shimaさんの前回の体験談はこちら

語学学校

アメリカに来て2週間ほどで語学学校が開始になりました。私はTOEFLのクラスをとっていましたが、アメリカに来て慣れない英語とオンラインクラスで最初はついて行くのに精一杯、TOEFLのクラスなのでクラスメイトは英語のできる方々ばかりで自信もなくなる毎日でした。クラスメイトの方がクラスを変更したことを知って、そんなこともできるのか!と思い星さんにクラスを変えたいと相談したところ、「今変えちゃうのはもったいない、もうちょっと様子見てみよう」と言っていただいて、最初は絶望も絶望なほどでしたが、終わってみると変えなくてよかったなと思いました。クラスの先生が、TOEFLはアカデミックな分野、ワードなどが出るので、大学レベルの内容が問われると仰っていた通り、私は語学学校のクラスで、カレッジで必要となる知識やペーパーなどの書き方など全てを事前に学んでから看護学校に編入することができました。

星さんは教師をやられていることもあり、さすがだな、やればできるのにめんどくさがりで楽な方にすぐ進みたがる私の性格を読んでたなと本当に驚きました(笑)

語学学校の出席率は異様に低いクラスでしたが、体調不良以外はほぼ毎日参加し、時には先生と2人きりの授業になりながらもいずれ自分の糧になると思い、やり抜きました。オンラインクラスでしたが最終的には他国のクラスメイトと連絡先を交換し、今でも連絡をとっています!

看護学校編入前

そんな私ですが、看護学校編入の前からトラブル続きで星さんにご迷惑をかけっぱなしの毎日でした。というのも、私は普段から人が良すぎることが短所と言われるほどの性格で、知らないところで名前を出されて利用されたりすることが多々ありました。そしてここアメリカでも実際に自分が目の当たりにすることになるとは思いもしませんでした。自分は何もしていないのに疑われることは非常にストレスでした。

正直者はいつだって良い目には合わない!!

そう思っていましたが、星さんにはいつも「誠実な子は見てる人にはすぐわかる、絶対に報われる」と励ましていただいて、なんとか精神を保っていた状態でした。私は看護学校編入後のサポートに正直迷っていましたが、このようなこともあったため、引き続きお願いすることに決めました。

看護大学在学中 1ターム目

1月になりコロナ禍の中、看護学校が始まりました。看護学校に入ると、今までのことから加速して良い噂、悪い噂を耳にすることやネガティブなことを吹き込む方も増えました。私は編入前から色々あったので、星さんにも正直に話したところ、「弱い心はすぐにつけこまれる。嫌なこと言ってくる人もいるけど無視して、自分のペースで過ごして」と励ましていただき、そこからはトラブルに巻き込まれないように過ごすことで精一杯でした。

私はターム1からですが、「できるとこまで挑戦したい」と思い5教科を取ることに決めました。授業選択の段階で嫌な思いをしたり、正直授業や課題、試験ととても大変で、1週目の授業を全て受け終えた時点で素直に提示された通りの4教科にしておけばよかったと、5教科目をどうするか悩みました。ですが、語学学校でのこともあり、頑張ってみたら何か変わるのではないかと思い、全員先輩の中で1人新入生でしたが諦めないで頑張ってみようと思い、取り続けることに決めました。

5教科目をとって良かったことは、全員が先輩だったので色々と手取り足取り教えていただいたり、先輩と仲良くなれたことです。私は先輩や語学学校の友人と連絡をとることで英語力をだいぶ伸ばすことができたと思います。看護科での友人は韓国人と中国人の方々しかいませんが、同じアジア圏なのに性格も英語力も姿勢もそれぞれ国に違いがあるなと思いました。ですが、お互いリスペクトし合って自分のペースで物事に取り組め、学べることがたくさんです。初めて看護学校の授業を受けた時、体験談でみた方々が実在する!と感動しました(笑)

そんな中ですが、私は家庭の事情で日本に緊急帰国をしなければならなくなりました。正直帰国をしても2週間の隔離があることやお金もかかること、授業もあることから帰国はとても悩みました。そのため星さんに急いで相談をしたところ「後悔する選択は絶対にして欲しくない」と言われ、一時帰国を決めました。授業や試験、ペーパーもある中で、PCR検査、帰国の手続きなどストレスもたまりました。ですが、星さんのサポートもあり、難なく一時帰国をすることができました。そこからの1ヶ月は激動で正直よく覚えていません。色々と思うこともあり、ほぼ誰とも連絡を取ることもなく、でも久々の実家なのでゆっくり過ごしました。昼夜逆転の授業生活は大変でしたが、夜勤と同じようなものと思ってやりました。噂の対象になるのも嫌なので、ほぼ誰にも話さずの帰国でした。ですが、蓋を開けてみると噂になっていたようで、それもストレスでした。ですが、結果的に私の人生観を大きく変えるきっかけにもなったので、星さんのアドバイス通りに帰国して良かったです。

区切りもいいので1ターム目を終えてアメリカに帰国しました。

看護大学 2ターム目

1ヶ月半ほど前に2ターム目が始まり、今は2ターム目の真っ最中です。慣れも手伝って、自分のペースで学校も勉強も進めることができています。

私はアメリカに来てからというもの、本当に様々なことがあり、毎日がストレスで人間不信になり、自分自身も見失っていました。星さんにも

「やっと周りがしまちゃんの良さにわかってくれてきた」

「ここまで大変だったけど、周りに流されず自分のペースでよくやってきたね」

と言っていただき、誠実にと頑張っていたことが初めて報われたと思いました。ようやくここにきて今のところ人生の中で一番と言っていいほどの充実感を手にしています。精神的なストレスもあり、半信半疑の状態になっていたこともありましたが、私は星さんについてきてよかったと思っています。ありがとうございました。

結局何を信じるか、誰を信じるかは自分次第ですし、その結果は良くも悪くも誰の責任でもなく全て自己責任です。アメリカに来て8ヶ月目に突入しましたが、正直7ヶ月目くらいまでは本当に他力本願でした。ですがこの間にたくさんのことを経験し、それらは自分が成長するために必要なことだったんだと思いました。今は困った時に助言はいただくけれど、決めるのも結果も全て自己責任ということに気が付き、いつまでも他力本願ではダメだ、自分でやらないと、と思うようになりました。

私はさまざまな経験を通して、自分が本当に信頼する人を見極め、自分自身で自分の人生に後悔のない選択をするということを身につけました。そこに至るまで道は長かったですし、辛いことばかりでした。アメリカに向いてないんだ、なんで私ばかりと思う毎日でしたが、本当に信頼のできる方々と向き合うことで、自分を取り戻し、前向きになったと思います。幸い、私は後悔のない選択ができるだけの余裕やサポートもあるので、親にも日々感謝しています。

私1人では語学学校で時を終えていた気がします。なので、両親や星さんには本当に感謝しています。星さんのお話を聞くと、私は恵まれているんだな、だからこそ誠実でいられるんだ、と思います。自分が窮地に立たされるほどの嫌なことがあったり、人に何かされたからと言って、やり返そう、陥れてやろうなどと言う気持ちは全くありません。むしろ自分がされて嫌だったからこそ、絶対に誰にもしたくないです。私はその信念が自分の中にあったからこそ、やられはするけどやり返さないこと、同じ土俵に立たないことを徹底できたのだと思います。

星さんが仰っていた、「誠実でいることは必ず誰かが見てくれている、絶対に報われる」というのはこのことかと、今とても実感しています。

周りの方々や自分の今ある環境に感謝をしながら、誠実に、自分の夢に向かって更に前進していきたいと思います。

長くなりましたが、ここまで読んでくださったことは決して後悔しないと思います。アメリカで看護師を目指す方なら尚更です。実際に経験した方の声はとても貴重で、私は先輩方の体験談を見るたびに私も頑張ろう!と思います。むしろやる気がなくなったらやる気を上げるために先輩方の体験談を読みに来ています(笑)

星さんも色々と大変な中、気にかけていただいてありがとうございます。これからもご迷惑をおかけすることもあると思いますが、よろしくお願いします!

授業や課題が多いのでホワイトボードでチェックリストを作っています(笑)

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