S. T. さん (3)  コロナの影響で看護大学オンライン受講

S. T. さん (3) コロナの影響で看護大学オンライン受講

2020年9月1日掲載

S.T.さんの以前の体験談はこちら、ビデオレターはこちら

もうすぐ1タームが終わろうとしています。私は日本にいた時から「アメリカ看護」のホームページを見ていたので、ターム終了の感想を書く日が来るのを楽しみにしていました。

コロナの影響でオンライン受講中でのエピソード

4月の学校入学を前に、コロナの影響で全てオンライン授業に切り替わることになりました。毎週、科目によってオンライン授業がありました。ZOOMのやり方をやっと覚えた時でしたが、先生によって違うアプリを使用しており使い方がわからず授業に出席できませんでした。このまま授業を欠席には出来ないので、聞きたいことをメモに書き学校に何度も電話をして教えて頂きました。アプリの使い方も調べて次の授業に参加できることを心待ちにしていましたが、翌週、予定時間のを過ぎても先生や他の生徒がログインしている様子がありません。パソコンの画面をスクリーンショットして学校に問合せ、先生に直接メールを送ながらやっとオンライン授業に参加することが出来ました。もし、学校に行けていたら先生や隣の席の生徒に聞くことができることもできません。全てが新しいことでしたが、問題を解決するためにどうしたら良いかその都度考えて英語でやりとり出来たことで電話をかける恐怖心が拭えました。オンライン授業は慣れるととても時間を有効に使えます。電車やバスの遅延を気にしなくていい、交通費を抑えることができる、移動時間がないのでその分勉強に使うことが出来ます。もし、授業中わからないことがあっても先生に質問することができるので教室での授業と変わりません。新しい生活に徐々に慣れていくことで、自分の時間管理がしっかり身につくようになってきました。

医療英会話受講継続とそのクラスについて感じていること

私は英会話レッスンを始めて半年が経ちました。初めは、練習していた課題を1行読むのもやっとのことで、全く聞き取ることが出来ずに終わっていました。自分の英語で話している声を聞くだけでも苦しかったです。医療英語を受講してハッとしたのは、信号待ちをしている時に”Car injury”と書かれた看板を見つけた時です。「あの単語知ってる…。こんな風にも使えるのか」と思いました。

今でもレッスンが始まる前は緊張します。限られた時間、必死に聞く、話す、読む、書くの繰り返しです。毎回レッスンが終わった瞬間に達成感を感じています。毎週、出来たこと出来なかったことの振り返りは私を成長させてくれます。出来なくて悔しく感じる時もたくさんありますが、それでも良かったと思えるのは看護学校に入ってから医療英語の全てが必要なスキルだったと思えたからです。聞き覚えのある医療英語は意味が自然に降りてきます。医療英語で調べたことのある資料は、論文を書く時に参考にできます。英語をレッスンするための教材は数えきれないほどありますが、私は医療英会話を選択して良かったと思います。大人になってから一対一で何かを教わることはあまりないので、自分ができてないことを知れることは新しい発見にもなっています。

カウンセラー星さんと確認している内容とその対応について

私はいつも星さんのはつらつとした笑顔に元気をもらっています。日本にいた時に面談やスカイプでやりとりしていた時と変わらず、「できるよ!」と大きな声で応援してくれるのは星さんだけです。そのたびに、いつも自信がもてない私の心に「喝」を入れてくれます。私は書類申請の全てをアメリカ看護さんにサポートして頂きました。複雑な書類の手続きの不安を取り除くために選択をしました。私は厚生労働省からCGENSへ提出する書類がまだ認定してもらえず、再提出を求めらていました。星さんはサポートを依頼した時から現在の状況まで全て把握してくださっているので問題を解決するための方法を的確に導き出してくれます。どんな疑問でも、不安に思ったことでもアメリカの現状を踏まえて答えてくださるので、納得して解消することが出来ています。星さんとはアメリカで働く看護師のお話、日本の一時帰国のタイミング、私のやるべきことをなど相談させていただいてます。いつも的確に丁寧に答えて頂きありがとうございます。

看護科の学習とNCLEX受験勉強、そこでの計画など

私は看護科を卒業する頃にNCLEXを受験をしたいと考えています。毎日が勉強です。まだまだ、乏しい英語のレベルですが、英語において足りる日が来ることはないのでやるしかありません。授業が慣れた頃に1タームは終了するのだと分かりました。私は論文の取り掛かりが遅く、時間が足りなかったと反省しています。NCLEXの勉強だけをずっとしていたいですが、そんなわけにも行きません。その時間を少しでも多く作るためにテキパキ計画的に課題を終わらせていきたいと思います。時間は平等、毎日試行錯誤です。集中力が保てる時間、集中できなかった時は違う課題を進めてみる、やる気が出ない時はとりあえずの1分勉強など、自分にあった勉強方法を研究しています。一気に上達することはできない。一段ずつステップアップして、その過程を楽しんで。とアメリカに来てよく先生に言われていました。時間を課題に追われることはとてもストレスになるので、計画的に自分の時間割を作っていきたいと思います。

ロサンゼルス生活での様子

ロサンゼルスでの生活も慣れてきたと思っていた矢先。コロナの影響でロサンゼルスのロックダウン。外出時のマスクやスーパーでの社会的距離を保ちながらの生活が身について、少しずつレストランの営業などが戻りつつあったと思った矢先のデモ活動。不安定な社会現象のニュース。毎晩鳴り止まないサイレンの音や飛び交うヘリコプターの音に心落ち着かない時もありました。しかし、「これがアメリカ」という話を聞いて、そうだなと納得しました。日本にいたら決して経験できなかったこと、身近に感じなかったことです。今ロサンゼルスにいるからこそ、学ぶべきことがたくさんあります。アメリカの歴史、報道や情報の偏り、日本とアメリカの違いを身にしみて感じています。慣れない状況は続いていますが、安全に生活するために心がけることはできます。窮屈に感じる日常があっても、それでもカリフォルニアの空が毎日青いのはとても救われます。天気と気候の良さは満点です。

HollenbeckPark1.JPG
Hollenbeck Park がいつもの散歩コース

Hollenbeck Park がいつもの散歩コース

R.K.さん  NCLEX 合格、断念、帰国から再びアメリカ就職に挑戦

R.K.さん NCLEX 合格、断念、帰国から再びアメリカ就職に挑戦

A. Y. さん オーストラリア看護留学・看護師就職事情と米国への挑戦計画

A. Y. さん オーストラリア看護留学・看護師就職事情と米国への挑戦計画