R.K.さん  NCLEX 合格、断念、帰国から再びアメリカ就職に挑戦

R.K.さん NCLEX 合格、断念、帰国から再びアメリカ就職に挑戦

2020年9月11日掲載

【R.K.さん プロフィール】

茨城県出身。日本でNICU、総合病院外来、老人介護施設での勤務を経て、渡米。正看護師、アメリカのRNおよびLVNの資格を取得。

星さん一筋!7年越しの夢を叶えるために

日本には、看護留学をサポートする会社やエージェントがたくさんありますが、私は「アメリカ看護」以外の会社をリサーチすらしたことがないんです。実は、7年前に留学のことで星さんに一度お世話になったことがあり、再度お願いするなら、ぜひ星さんにというつもりでいました。星さん一筋なんです!

星さんに初めてお会いしたのは今から7年前。その時、私はすでに NCLEX-RN に合格していたのですが、SSN(ソーシャル・セキュリティー・ナンバー)がないため、あと数カ月で免許が無効になってしまうという状況でした。苦労して合格した NCLEX を無効になんてしたくない、だけどうしたらよいか分からない、どうしよう…とヤキモキしていた時、通っていた学校で看護学校のチラシを見つけました。そのチラシの内容を見ると、SSN 発行可能と書いてありました。これだ!!と思い、すぐに看護学校に電話をかけアポを取りました。そこで出会ったのが星さんです。星さんは親身になって私の話を聞いてくれました。星さんの人柄に惹かれ、私はすぐに語学学校から看護学校へ転校したのです。その後、SSN が手元に届き、無事RN免許が有効になったときは心から嬉しくほっとしました。それから無事看護学校を卒業し、OPT に入るところまでいったのですが、個人的な理由で日本に帰国することになり、看護師の道を断念したのです。

留学を断念し帰国するも再び挑戦

日本に帰国後、再就職したのですが、日本の社会にいると、必ず年齢や結婚の有無を聞かれます。私の年齢だと結婚して子供がいるのが当たり前。心の奥にいつも違和感がありました。年月ばかりが過ぎていき、気が付くと30代終盤になっていました。そんな時、ふと見た映画の中に“Age is Just a Number”という台詞がありました。年齢なんてただの数字、年齢に縛られずやりたいことをやればいい、悔いのない人生を。その言葉にとても共感しました。なんて良い言葉だろう。私の心の奥の違和感、それは、一度は断念したアメリカで看護師として働くことでした。

それから自分なりに調べてアメリカの就職サイトに登録し、アメリカの病院に履歴書を送ったり、オープンハウスでインタビューをしてくれるところに直接訪問したりしました。ほとんどの所は履歴書を送っても返事すら返ってきませんでした。やっとのことで連絡をもらい、インタビューにこぎつけても、ビザサポートできない、アメリカでの経験がなさすぎるとの理由で断られました。私にはコネクションがない、信頼を得る手立てがない、ましてはビザサポートなんてもってのほか、自分でできる限界を感じました。

そんな時、就職エージェントから星さんに相談してみてはどうかと助言をいただきました。星さんが「アメリカ看護」を立ち上げて、たくさんの方々の夢を実現へと導いているという噂は聞いていました。以前お世話になった星さんですが、果たして私のことを覚えているだろうか?またお願いしたら拒否されないかとても不安でした。そしてカウンセリングの予約を済ませ、星さんとの再会!星さんは大きなハグで私を迎え入れてくれました。私を覚えていてくれたこと、その上「やっと来たか、待ってたよ。やる時が来たね」という言葉をかけてくれ、とてもうれしかったです。こうして紆余曲折、遠回りしましたが、また星さんの所へ戻ってくることができました。星さんのおかげでやっと新しい人生の出発点に立つことができました。感謝の気持ちでいっぱいです。これから再度留学へ向けてやらなければならないことがたくさんありますが、1つ1つしっかりとクリアしていきたいと思います。具体的には、“RN to BSNコース”に入学するための準備と、スムーズに就職できるように目標のTOEFLの得点を取得できるように頑張りたいです。


「チャンスは乗り越えられる人間にしかこない」

星さんのお言葉を借りると、「チャンスは乗り越えられる人間にしかこない」。まさにそう思います。チャンスは待っているだけではやってきません。「アメリカ看護」のサポートを得て留学のチャンスをゲットし、私たち自身がチャレンジしていくのみだと思います。看護留学を目指している人、アメリカで看護師として働きたい人、一緒に頑張りましょう!


星宣子から

Rさんに初めてお会いしたのは、今から7年前でしたね。既に NCLEX 合格しているのに、SSN が取得できないという苦しい時期でもありました。当時、私は看護学校で留学生担当として働いていましたが、前年に東日本大震災が起こったこともあり、心身または経済的に被害に遭われた日本人留学生のために、なんとかアメリカでの特別労働許可証を少しでも早く取得できるようにと尽力していました。その噂が広まり、なんと看護学校内だけでなく、全米各地のたくさんの日本人留学生から、看護留学についてお問い合わせをいただくことになり、Rさんも、その中の1人だったのです。

その後、私は看護学校を退職し、「アメリカ看護」を立ち上げて、日本人の看護留学の夢を実現すべく必死に取り組みました。当時は、それこそ自分の家族とを過ごすよりも、アメリカ看護大学や医療機関に雇用願いのために長い時間を費やしました。なぜそこまでできたのか。その理由は、アメリカの看護師資格を取得しても、合法的に働くことができない、労働許可証はあるけれどアメリカの病院で働くチャンスがない、学歴もしくはコネクションがないため、日本の看護師達たちが、アメリカでも同じように看護師として雇用されない事実を知ったからでした。

私は、常々、どんなに時間がかかっても、諦めない気持ちがあれば、それを乗り越えられる人にチャンスは訪れるものだと思っています。また、初心にかえり、自分がその道を選んだ気持ちを忘れずに努力していけば、その目標や夢をサポートしてくれる人が必ずいると思っています(もちろん私にもいます!今はこの世にいない大切な人もその1人です)。この7年間、私も、夢や目標を諦めずに突き進んできました。紆余曲折ありましたが、今、これまでの努力が少しずつ結果となって表れてきたと思います。

7年の歳月を経て、Rさんに、再びここで私と同じ船に乗っていただける時が来てとても嬉しいです。夢を諦めずに、アメリカで看護師になりたいと再渡米するRさんをサポートことが、私の使命です。どうか、渡米まで、英会話オンライン受講でガッツリ英語力を少しでも上げてきてください。そして、今回の看護大学生活では、学業だけではなく看護師としてのボランティア活動にも力をいれてください。今のその情熱を忘れずに!そして後ろを振り返ることなく前進してください。辛くなった時が勝負どきですが、決して諦めないでくださいね。これからも全力でサポートいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします!

Shimaさん (2) いよいよアメリカ看護留学が実現します。渡米です!!

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