Megumiさん (3) 生き抜ける看護師になるため米国看護留学も視野に入れて

Megumiさん (3) 生き抜ける看護師になるため米国看護留学も視野に入れて

2021年12月15日掲載

Megumiさんの前回の体験談はこちら

皆様、こんにちは。

前回に引き続きまして、私の体験談をシェアさせていただきます。

私は現在、前回の体験談にも記載しましたように、一時帰国中です。ですので、この話題から触れることにしましょう。

先日、covid-19のパンデミックの影響で延期されていました、“東京オリンピック2020”が開催されましたね。本来ならば、日本でのオリンピック開催で、世界中から沢山の人々が集まり、楽しい交流イベント、明るいニュースの話題に賑わうはずでしたが、今回はやはり、そうはいかなかったですね。開催前からオリンピック関係者のcovid陽性が判明したところから始まり、日本にはまだ存在しなかった新しい変異株も持ち込まれました。そのため、様々な立場の人間からの意見が飛び交ったオリンピック開催でしたが、私はやはり、看護師の観点から、医療の現場で働くスタッフが、今いかに心身を疲弊しながら感染した方々を看ているか、それを思うと、頭が下がります。現時点において、Covid-19は、人への感染を繰り返す度に変異を繰り返し、抑止の目途が立たないと言われていますが、同時に、変異株対応のワクチン開発もここ日本で進み、治験開始まで予定されているようですね。そろそろ元の生活が恋しくなってきました。

アメリカでは今、“ブレイクスルー感染”が問題になっていますね。日本でも年末頃に起こると言われています。個々人でできる感染予防対策がより重要になります。ただ日本では、ワクチン接種希望者が、“奪い合い”をせずに、スムーズに順番に接種できるシステムを確立していただきたいですね。

Covid-19 に関する情報のupdateが目まぐるしいですが、入院患者が増えているのは事実、アメリカではその影響もあり、看護師の時給がより上がっているというデータもあります。そして、今日本の看護界で言われ始めていることがあります。それは、今後の日本の看護師に必要とされるスキル、それは、英語、研究、統計だそうです。人生100年時代になると言われています。ところが、それにもかかわらず、日本では30年後(2050年)には年金制度が崩壊すると言われています。私の年齢なら、65歳で定年を迎え、70歳から年金は受給できず、100歳になるまでの30年分の貯金を定年までに達成しなければならないことになるのでしょうか。Basic income systemが確立されることを祈るだけでしょうか。もしくは、今後家族を持たないという選択をする個人が増える時代において、独身同士でコミュニティ構築がより発達するかもしれません。どちらにせよ、自分で自分を養う力をつけるしかありません。

アメリカの看護師の平均年齢は、51歳と言われています。定年がなく、私自身もOPT期間中に働いたクライエントさんのご家族の方で、73歳で現役看護師、フルタイム勤務の方にお会いしました。そして、私が非常に驚いたこと、それは、ベテラン看護師にもかかわらず、いまだ分厚い教科書を開き勉強をされている事でした。アメリカでは、キャリアアップする程に収入が上がり、プロとして臨床で働き始めても、スキルアップするための勉強を継続するシステムが確立されていると聞きました。2年ごとの免許更新制度は、看護師としてのレベルを維持させ、仕事に見合う収入が支払われます。州ごとで時給の差はあれど、“ハイリスク&ハイリターン”、看護師個人が訴えられることもありますが、今後の人生プランを考えたときに、チャレンジする価値があると思う方もおられると思います。今、私のこの記事を読まれている方々が、看護師としてのさらなるキャリアアップを目指すとき、アメリカへの看護留学も選択肢にあると、さらなる将来、アメリカでも、また日本でも生き抜ける看護師へのメリットになるかもしれません。

今回のパンデミックにおいて、日本の看護師の弱点が浮き彫りになったと言われています。それは、看護師個々人の知識/技術レベルに差があるということです。Covid-19の重症感染者が循環/呼吸管理を必要とする中で、日本中で何割の看護師がその管理ができるでしょうか。日本は、一度国家試験に合格すれば一生ものの資格としてそれを保持でき、その後は各々の看護師の経験に基づき、看護師間の技術レベルの差が広がります。人口減少が進む日本において、今後“選ばれる看護師”になるためには、個々人におけるスキルアップしかありません。看護師は他の職種に比べ、働き方が多様で、そこが看護師のメリットでもあります。

アメリカへの看護留学を迷われている方々、一度、星さんとのカウンセリングをされてはいかがでしょうか。どちらへ進むにせよ、何らかのヒントが得られるかもしれません。自分の人生、何を選ぶか決めるのは自分自身で、自由です。

私自身、看護師としてのキャリアアップのための勉強の真っただ中です。アメリカで働きたいInternationalの看護師は、英語も勉強し続けなければなりません。非常に時間が掛かる工程になります。留学を決められた方は、渡米後、色んな壁が立ちふさがったかのように感じることがあるかもしれません。それらを乗り越えるたびに、そこから学びを得て、以前の自分よりも成長できるわけですが、その大変な成長過程において、何よりも助けとなってくれるものがあります。それは、人との出逢い、そして、友達です。私にとって、今回の留学での大きな収穫の一つが、人との出逢いでした。非常に貴重な経験をさせてもらいました。日本ではできない経験です。この機会を与えてくれましたアメリカ看護さん、星さんには心から感謝しています。

次回は、人からの学びについてお話しようと思います。

皆様の何らかの参考になれば幸いです。

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