Sさん (1) アメリカ看護留学に家族も帯同 46歳の決意

Sさん (1) アメリカ看護留学に家族も帯同 46歳の決意

2023年4月15日掲載

【Sさん プロフィール】埼玉県出身。日本赤十字武蔵野短期大学(現日本赤十字看護大学)卒業後、個室混合病棟・神経内科・緩和ケア・外来・消化器内科病棟勤務を経て、現在、訪問看護ステーション勤務。

アメリカの緩和ケアを学びたい

若い頃から「海外で看護師として働きたい」という気持ちを漠然と持っていましたが、自分の経験が不足している不安もあり、具体的に考えたり計画したりすることはしませんでした。

時が経ち、学生の頃から興味があった緩和ケア病棟に勤務し、それまでとは違うやりがいや奥深さを感じました。と同時に、日本の緩和ケア治療が、アメリカよりその時点で10年は遅れているという事実を知り、現地での緩和ケアに触れたいという気持ちになりました。当時、結婚前の主人はアメリカにいたので、現地で看護師として働くことを考えいろいろ調べました。調べれば調べるほど、手続きを含めて困難な印象しか残らず尻込みし、そのうち主人も帰国したので、その時は結局何も行動を起こしませんでした。

その後主人と結婚し、現在2人の子どもにも恵まれました。主人がアメリカの大学を卒業していることもあり、子どもたちにはアメリカの教育を受けさせたいと思っています。そして、長年放置し埃をかぶった自分自身の思いを現実にするべく、再度アメリカでの看護師免許取得と就労について調べました。しかしこれがまた、さらにに輪をかけて困難そうな印象を受け途方に暮れていたところ、「アメリカ看護」のサイトを見つけたのです。初めはやはり素直には信じられず、これまた少し放置…。しかし星さんのカウンセリングを受け励ましを頂き、やっとのことで一念発起しました。

現在、子どもの入学時期を優先して考え、おそらくかなりの短期間で渡航を目指して準備中です。不安なことを挙げればキリがなく、そしてやってもやっても不安は拭えないものの、星さんという伴走して下さる方がいるというだけで心強いです。

今私は46歳ですが、この歳になっても挑戦できるということに感謝をし、そして「アメリカ看護」との出会いに感謝をし、一歩一歩進んでいきたいと思います。 

● 星宣子から

以前から、シングルマザーや家族で渡米したいというからのお問い合わせはありましたが、今年は、特に家族を伴ってアメリカ看護留学をしたいという方からの相談が増えています。その多くは日本在住の外国籍を持つ方で、日本人と結婚し日本で看護師として働きながらいつか家族そろって渡米したいといったケースだったのですが、今回のSさんのように日本人看護師で家族帯同で渡航を目指す方もいらっしゃいます。

ご家族で渡米する方をサポートしている場合に、私が最も注意を払っているのがお子さんの学校環境です。私も子を持つ親として、アメリカで子どもが問題なく学校生活を送れるかどうかは、最も気になるところです。ですから、看護学校などについてはもちろんのこと、お子さんの学校探しから住む場所などについても相談にのり、渡米するエリアに詳しい不動産エージェントほか、ご家族の分のビザ取得などについては移民弁護士と一緒に進めています。ちなみに看護大学の入学率同様、弊社でのビザ取得者は100% です。

アメリカでの生活に必要な環境や条件が整ってから、看護師を目指す方の最終ゴールを確認します。アメリカには看護師資格を持った海外からの看護師たちもたくさんいるのですが、アメリカ看護師ライセンス取得=アメリカ看護師として働けるではありません。

これについては以下のコラムをご覧ください。

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近年、Sさんのように、これまで仕事や経済的な理由などからアメリカ看護留学をあきらめていたものの、やは夢に向かって道を切り開いていこうと思う方が増えてきたような気がします。アメリカの看護師たちは、経験を重ねれば重ねるほど重宝がられます。ある大ベテランの看護師は「病棟のフロアを歩くのが大変なら車椅子に乗って。私がその車椅子を押すから辞めないで!」と同僚に言われたそうです。Sさんも大ベテランですから、実際に看護師として働き始めれば病院への貢献度は高いでしょう。

Sさんは現在、英会話受講、そして今後は医療英語受講、看護大学編入試験に向けての学習に取り組んでいます。留学準備、主婦、母、看護師と “四足”の草鞋を履いているのですから、本当に日々お忙しく過ごしているのではないかと思います。また単身ではなく、お子さん2人と渡米するわけですから、アメリカでの生活や学校での勉強などを考えると不安になることもあるでしょう。弊社でのサポートを始めSさんとご家族が乗る「アメリカ看護留学号」という大きな船に、私も弊社スタッフも一緒に乗り込んでいます。もしSさんが不安に押しつぶされそうなときは、いつでも相談してください。母であるからこそプレッシャーもあると思います。SさんがHappyになれるように、そして今後もご家族そろって渡米できるように、今後も精いっぱい応援いたします!

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