K.O.さん (2) 看護学校で1タームを終えて
2019年11月15日掲載
プロフィール:K.O.さん 千葉県出身
文系の四年制大学(人間文化学部、英語コミュニケーション学科)へ入学。卒業。一般企業へ就職(証券会社)。在職中に看護師になることを考え看護専門学校へ入学。看護学校卒業後、都内大学病院勤務(HCU4年半、ICU1年半)。2019年3月渡米。
前回の体験談はこちら。
私は、ロサンゼルス渡米後、午前中はESL、午後は医療英語を受講し、7月から看護学校が始まりました。右も左もわからず、ただただ日にちだけが猛スピードで過ぎていったというのが1タームを終えた感想です。しかし、クラスメイトや在校生の方たちの助けを借りて乗り越えることができました。
私が日本で看護学生だった頃は、パソコンを使って授業をするという事は当たり前ではなかった時代でした。今こうしてすべての情報が学校のサイト内にあるという考えに、なかなかたどり着かず、入学前にはオリエンテーションがあるだろう、、。初日に学校に行けば学生担当の人が説明してくれるだろう、、。と勝手に日本と同様な学生を思い込んでいました。
しかしそれは甘い考えでした。
初日に説明はなく、クラスメイトはみんなパソコンを持参し何かを見ていました。私の勝手な思い込みで「ここはアメリカだ。きっとパソコンが必要だ」と考え、パソコンは持参していましたがどうしていいのかわかりません。質問する勇気もないまま授業が早速始まりました。もちろん授業は英語です。講義を正しく理解できているのか??も分からず、授業はどんどん進んでいきます。休憩時間に入りこれではいけないと先生に質問、友人の助けもあり、その日の授業を何とか終えました。部屋に戻り授業内容を再確認、どんな準備をしなければならなかったのか、これからどんなことが行われるのかシラバスを確認し、この1タームで自分がやることを把握できたのは授業が始まってから3週間ほど経過してからだと思います。その間授業の変更や、課題の変更など、変更が当たり前にされていく、おそらく日本ではありえないことがここでは簡単に行われます。この3か月は学校に慣れることに精一杯でした。
入学前に星さんから「わからないことはこっちから聞きにいかないと何も解決できない」と言われていた本当の意味がここで分かりました。
自分では物事の変化には比較的柔軟に対応できる方だと思っていましたが、自分が考えていた以上に早く、予想外に変化が起こります。1タームが終わり、2ターム目がもうじき始まります。また慌ただしく、課題に追われる日が来ると思うと不安もありますが、アメリカで看護師になるという目標を達成するために今が一番の踏ん張りどころだと思います。
ターム2が終了する頃には、また新しい発見と体験をする事だろうと、予想しています。