HTさん アメリカで看護師を目指して:私の挑戦とこれから

HTさん アメリカで看護師を目指して:私の挑戦とこれから

2025年11月1日掲載

【HTさんプロフィール】神奈川県在住26歳。看護大学卒業後、腎臓内科を主科とした内科外科混合病棟・透析室に勤務し4年目。

海外で看護学校入学を目指そうと思ったきっかけ

アメリカの看護学校で学び、看護師として働くことは、私にとって人生の目標です。 私は、父の仕事の関係でアメリカ・オレゴン州で生まれ、4歳のときに日本へ帰国しました。英語は話せず、現地での記憶もほとんどありませんが、「いつか必ずアメリカに戻る」という強い気持ちだけは、ずっと心に残っていました。 また、英語を使って仕事をする父の姿にも影響を受け、「自分も英語を使って働きたい」と自然に思うようになりました。小学生の頃、両親に「英語を使って仕事がしたい」と話したとき、返ってきた言葉は「英語を目的にするのではなく、自分が学びたいことを英語で学びなさい」というものでした。この言葉は、今でも私の指針になっています。

当時から人体や医療、患者さんの気持ちに強い関心があり、中学生の頃には「聴く・伝える」ことで人の力になれる看護師という職業に魅力を感じるようになりました。そんなとき、父がアメリカのナースプラクティショナー(NP)について書かれた新聞記事を見つけ、「これを目指してみたら?」と勧めてくれたのです。 当時は、日本の正看護師にすらなれるか分からない状況で、NPという高度な職業を目指すのは現実的ではないと思いましたが、この出来事をきっかけに「看護でアメリカに行く」という決意が揺るぎないものになりました。

「アメリカ看護」にNCLEX書類申請代行を依頼するまで

アメリカで看護師になるために必要な情報を集める中で、NCLEX受験には多くの書類と複雑な手続きが必要であることが分かりました。HWIのホームページにはその詳細が丁寧に記載されており、申請代行サービスがあることを知ったとき、「個人で準備するのはやはり大変なのだろう」と感じました。 まずは情報収集の一環として面談を申し込み、実際に話を聞いてみたところ、やはりプロに任せた方が安心だと感じました。インターネット上には、自分で申請を行った方の体験談も多くありますが、確実な方法は見つかりませんでした。 「自分でできるかもしれない」と思う一方で、実際にどれだけの人が成功しているのかは分かりません。その点、HWIの申請代行によるNCLEX受験資格取得率が100%という実績は、私が調べた中で最も信頼できる情報でした。 また、私はNCLEXの資格取得だけでなく、アメリカの看護学校で学びたいという希望もありました。HWIが学校進学やその後のサポートにも実績があることを知り、迷わずお願いすることに決めました。

直近の目標

現在の目標は、MTクラスに向けて英会話レッスンを受講し、英語力を高めることです。同時にNCLEX試験対策も進めています。 モチベーションを保ちながら学習を継続するのは簡単ではありませんが、集中できない日があっても自分を責めず、毎日少しでも英語に触れることを意識しています。幸いにも、周囲から多方面にわたるサポートを受けながら学ぶことができており、支えてくれているすべての人に心から感謝しています。 その感謝の気持ちを形にするためにも、ひとつひとつの目標を確実に達成していきたいと思っています。

アメリカで看護師として働くことへの期待と不安

アメリカで働くことに対しては、「自分の看護観が一度壊されること」を期待しています。これは決してネガティブな意味ではなく、異なる文化や価値観に触れることで、視野が広がり、人としても看護師としても成長できると信じているからです。 また、異なる視点から日本の看護の良さを再認識できるのではないかという期待もあります。

一方で、日本はとても住みやすく、慣れた環境の中で生きる方が楽であることも事実です。アメリカでは、自分の意見をしっかり主張することが求められますが、私はどちらかというと控えめな性格なので、うまくやっていけるかという不安もあります。 それでも、この挑戦は自分にとって必要な「成長のためのミッション」だと捉え、前向きに取り組んでいくつもりです。

日本での看護経験がアメリカでどう活かせるか

高校生の頃、一足飛びにアメリカへ行くことも考えましたが、看護師の親戚から「まずは日本で経験を積んだ方がいい」とアドバイスを受け、日本での看護師経験を選びました。今では、それが正しい選択だったと確信しています。 実際に現場で働いた経験があることで、英語で医療や看護を学ぶ際にも理解がスムーズになります。教科書で学んだ知識と、実際の現場で得た理解の間には大きな差があると感じています。 また、情報収集やアセスメント、治療の理解、ケアの重要性などを実践で学んだことは、アメリカの現場でも活かせると信じています。文化や看護観の違いを理解するためにも、日本での経験は大きな土台になっていると感じています。

これからアメリカ看護留学を目指す方へ

私はまだ挑戦の途中にいますし、経験も豊富ではありません。それでも、目標に向かって一歩ずつ進んできた自分を誇りに思っています。 不安は常にありますが、焦らず、着実に、そして支えてくれている人たちへの感謝を忘れずに進んでいけば、必ず目指す方向へと近づけると信じています。 アメリカで看護師になるという夢を持ち続けられることは、とても素敵なことです。私もこれからも、感謝と目標への強い気持ちを胸に、日々努力を重ねていきたいと思います。

最後に星さん、いつも情熱をもってサポートしてくださり、本当にありがとうございます。悩んだときや不安なとき、星さんの言葉に何度も勇気づけられました。先日お会いできたこともとても嬉しかったです。 また、いつも私の質問に迅速かつ丁寧に対応してくださるりかさんにも、心から感謝しています。これからも、渡米に向けて楽しみながら頑張っていきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

★ アメリカ看護より ★

幼少期の記憶から芽生えた「アメリカに戻りたい」という想い、そしてご両親の言葉をきっかけに「英語で学ぶ」ことの意味を深く考えられた過程には、心を打たれるものがありました。また、看護師という職業を志すに至るまでの道のりや、アメリカで働くことへの期待と不安を率直に語ってくださったことは、これから同じ道を目指す方々にとって大きな励みになると思います。 NCLEX申請代行を選ばれた背景や、情報収集に対する真摯な姿勢からは、目標に向かって一歩ずつ着実に進まれている様子が伝わってきました。特に「壊されることを期待している」という言葉には、異文化の中で成長しようとする強い覚悟と柔軟な心を感じ、深く共感いたしました。 今後の英語学習や試験対策、そして渡米に向けた準備が順調に進むことを心より願っております。 どうぞお身体に気をつけて、夢に向かって歩まれてください。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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