2024年 新NCLEX Next Generation NCLEX-RN(NGN)

2024年 新NCLEX Next Generation NCLEX-RN(NGN)

2024年2月1日掲載

ここがポイントのNCLEX受験! NCLEX合格者からのアドバイス!

最近では、医療システムの進化に伴い、アメリカにおける看護師が、日常的に重症患者のケアを実施していることから、看護ケアに求められる技術力や知識レベル、判断力が高度化、複雑化しているようです。

NCSBNは3年毎にNCLEXの評価をし、臨床現場に必要とされる能力に応じて、テスト形式を更新する傾向にあります。その傾向を受けて、2023年4月より、NGNと呼ばれる現在のNCLEXには、症例検討問題が追加され、クリティカルシンキングと意思決定スキルに基づく臨床判断に重点を置いた問題形式へとアップデートされました。

受験生にとっては頭を悩ますところですが、全ては患者ケアのレベルを向上させ患者の転帰を改善するためであり、看護師としてレベルアップできるチャンスと考えるしかありません。ある記事には、医療過誤がアメリカの死因の第3位で、スタッフの判断力の低下が原因である可能性があると記されています。その記事によると、毎年25万人以上が医療過誤が原因で死亡しているということですが、臨床判断スキルの向上により、これらのリスクが軽減され、患者の安全が守られることを期待しています。そのために、NCLEXの定期評価があるのですね。そのようなNGNですので、難易度は上がっています。

ただ、良い方向に期待を裏切ってくれているデータが出ているんです!

従来のテストより少々合格率が上がっているのです!!

問題数は75-145問であったものが、85-150問へと少々増えてはいます。

また、SATAの選択肢も増えていることは確かです。では、何が違うのか。それは、採点方法が変わったからです。加点形式となり、ケーススタディ(症例問題)やSATA問題は、完全回答でなくとも点数がもらえるようになったのです!つまり、以前よりも点数が取りやすくなっているとも言えるかもしれません。今からNGN受験を予定されている皆様、正しく試験対策をし、一発合格を目指してください。

  1. 私の経験からお伝えできるSTUDY TIPSはちょっとしたことですが、次のとおりです。
    勉強時間は生活に組み込む。例えば、食後に歯磨きをするというセットのように、起床時や就寝前のベッドの中で、また、通勤電車内で問題集を解く。

  2. 一日の勉強時間の目標を決めるのではなく、一日の練習問題数の目標を決める(一日40問など)。集中できず、教材を眺めているだけで時間だけが過ぎることがあるため。

  3. 勉強は大半が暗記するもの。私は視覚型学習者であり、絵や画像で情報を暗記する方が向いていたため、教材選びは画像中心であった。

  4. NCLEX-RNの世界は、完璧な世界であると捉える。人手不足、忙しくて時間がない、物品を使用する際に高価で節約という価値観はない。また、「日本の現場では〇〇しているから」を根拠に問題を解くと見事に失敗する。確固たる根拠により正解は明らかなことがほとんど。裏を読む必要はない。

2024年に向けて

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