NCLEX合格までの道のり! 2021年8月に合格しました。

NCLEX合格までの道のり! 2021年8月に合格しました。

2021年9月2日掲載

NCLEX合格者に合格までの道のりを聞かせていただきました。具体的な受験事情、計画の立て方や勉強法がよくわかりますので、ぜひ参考にしてください。

渡米前

2019年9月 アメリカ看護初回カウンセリングを受ける

  10月  Saunders comprehensive review for the NCLEX-RN開始

2020年3月 病院での勤務を終える

   4月 老人ホームでの就業と同時に本格的に勉強を始める

2020年9月渡米予定でしたが、コロナウイルス感染拡大に伴い2021年3月末に延期。

登録していた派遣会社の方から条件の良い応援ナース先を紹介していただいたため、

2021年1月 渡米前約3ヶ月間は病棟勤務に戻る。

人が足りていないところに派遣されるため毎日多忙を極めていました。それでも日勤の日は朝4時から起きて出勤前に勉強したり、準夜勤明けでも朝早くに起床して時間を確保するようにはしていました。

そうした努力の結果なんとかあの分厚いSaundersを渡米前には一通り終えることができた。

渡米後

2021年3月末 朝6時起床、SaundersのExam review、語学学校での授業後はレビューブックの2週目、ノート作りを行う。

今思えばこのノートを見返すことはあまりなく、時間の無駄だったな、もっと早くU-worldに登録するべきだったと後悔しています。

当初は9月受験を考えていたので3ヶ月前の6月にはU-worldを登録しました。

U-world最初の正答率は48%、そこから1ヶ月半後には平均して60%を取れるようになる。

最終的には2192問のQuestion Bank全体で57%の正答率でした。

U-world公式サイトによると、全体で56%以上の正答率を獲得した受験者は92%の確率で合格している。

2021年5月  NCLEX受験決定。

          6月  受験日2ヶ月前

Question bankの二週目を行いながらSaundersのExam reviewの問題をひたすら解く。

それと並行して問題集でよく出てくる疾患や薬の詳細はYouTubeのSimple Nursingの動画を見て自分なりのノートをまとめて毎日見返す。

   7月  受験日1一ヶ月

何度も間違えた問題、自信がない問題を解き直していました。渡米するまでも毎日勉強していましたがまだ時間があると油断していたため惰性で勉強していた感覚は否めず、U-woldに登録してからようやく本気モードに突入することができたという感覚です。

NCLEXを受けてみて感じたこと

基本的にはメジャーな疾患や看護ケアが出題されますが聞い事もない病名が数問出てきます。そういったときに動揺せずにMedical terminology で習った英単語を分解してその病名を推測して解いていきました。

それでもわからない問題は時間をかけても無駄だと思い、すぐ次に進みました。

NCLEXの問題の聞き方やスクリーン画面はU-worldに似ています。選択肢はその疾患のキーポイントを知っていれば解けるといものではなく、そのキーポイントをその患者状況に当てはめてどの介入が適切であるかを自分で考えていくというスタイルです。

「この疾患でこのワードが出てきたからこれだ!」と回答してしまうと、それが間違っているということはよくあります。

知識だけでなく問題をしっかり読んで理解するという読解力、また知識をどのように適応させていくかというクリティカルシンキングも求められると私は思っています。SaundersのExam reviewは簡単なものから聞いたこともない薬の副作用と幅広く問題を扱っています。問題の聞き方はNCLEXとは異なりいたってシンプルで短文ですが、本番で出てくる数少ない難問を解くためにはいいと思います。

あくまでもU-worldを優先し、Saundersに費やす時間は少なくしていました。試験は2時間したところで休憩を取るか選択を迫られるのですが私はトイレ休憩のみ行い、その後4問ほど解いたところで75問に到達し試験が終了しました。

私からお伝えすることとすれば、

試験日を早めに設定してそれに合わせるように勉強することです。

まだ時間があると思っているといつまでも気は引き締まらず、勉強しても知識は身に付きにくいです。現時点で渡米が確定している方はいち早く参考書または問題集を取り寄せ、勉強のスケジュールを作成することをお勧めいたします。また、日本で習った看護ケアがそうだったからアメリカでもそうだ、と思いきると違うことがあるのでSaundersでアメリカの看護基本を叩き込んでおくと良いと思います。

例えば日本では妊婦検診での羊水検査前には必ずお手洗いに行ってもらうようにしますがアメリカでは子宮を支える目的として膀胱に尿を溜めておかなければなりません。(ちなみにこれは実際に私のNCLEX第一問目でした。)最後に、私は受験日を中間試験の真っ最中に設定してしまったため精神的な焦りと時間管理が難しかったので、受験日を設定する際は自分のスケジュールを事前に把握しておくことをおすすめします。

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