NCLEX受験合格体験記(2021年8月の合格者)

NCLEX受験合格体験記(2021年8月の合格者)

2022年1月15日掲載

2021年8月にNCLEXに合格したFさんにお話を聞きました。

私は2021年8月にNCLEXに合格しました。時系列で合格までの道のりを記します。

2020年3月

勤めていた大学病院を退職。渡米する予定でしたがコロナの影響で1年延期する

2020年4月

回復期病院にてアルバイトで夜勤勤務開始

2020年6月

Saundersで勉強開始

Saunders Comprehensive Review for the NCLEX-RN Examinationは参考書と問題集がセットになっていて、NCLEXを勉強し始めるのにとても良い教材です。星さんより「とにかく問題を解いて」と助言を頂いたので、参考書の部分はほとんど見ずに最初から問題を解き始めました。問題を解き、解説を読み、分からない単語や内容は調べる、の繰り返しでした。最初は読解力も医療知識もなく1問を理解するのに平均30分以上時間がかかったと思います。

2020年9月

NYSEDより書類通過のメール受信

PearsonVUEに登録

2020年11月〜

UWorldのNCLEX-RN 60day Accessで勉強開始

Saundersの問題を2/3程度解いた頃に効果的な勉強法について調べていた際、NCLEX合格者には複数の教材で勉強している方が多いことに気付き、UWorldの2ヶ月コースを購入し問題を解き始めました。全ての問題を解くことを目標にしていましたが、内容が難しく思うように進めることができず、2ヶ月で2100問中900問しか解けませんでした。しかし結果的にはSaundersを一通り終わらせることに固執せず途中でUWorldに切り替えたことで、早い段階で多様な問題形式や内容に触れられたのでとても効果的だったと思います。

2021年2月

PearsonVUEにて試験代200ドルを支払いATT申請後、5日後にATTメール受信

2021年1月〜

Saunders再開、UWorldの復習

Saundersで解いていなかった問題を解いたり、Uworldで勉強した際に書き溜めたノートを何度も読んだり、覚えた方が良い薬剤名や効果については単語帳を作ったりして勉強しました。

2021年3月末 渡米

2021年4月〜5月 

Saunders2週目

2週目では問題を解きながら重要そうな部分を中心に参考書の内容も確認しました。Saundersを3周し理解を深めて本番に臨もうと考えていましたが、1000問弱のSaundersの問題だけでは心細かったのでSaunders 2週目を終えた後、再度UWorldで勉強することを決めました。

2021年5月

受験日、試験場所を決めて申し込む

2021年6月〜7月

UWorldのNCLEX-RN 60day Accessを再購入しとにかく問題を解きました。今回は2100問程の全ての問題を解くことができ、その後間違えた問題を中心に復習しました。試験前1ヶ月では一日50問から100問を継続して解き最終の平均正答率は56%でした。(UWorldのウェブサイトにて平均スコアが56%以上の学習者は92%の確率でNCLEXに合格していると記載があります)

2021年8月上旬 NCLEX受験

試験会場の環境は良く困ることはなかったです。受付が済むと20台ほどパソコンのある部屋に通され試験を受けました。私は125問で試験が終了し試験時間は3時間半ほどでした。問題形式はSaundersやUWorldで解いていたものと同じような形式でした。内容的にはSaundersより複雑で、多種多様な疾患や治療法、臨床場面等が出てきますが、UWorldほどマイナーな疾患などは問われません。結果は合格で、最初は信じられず何かの間違いかと思いました。

2021年9月

合格証書取得

NCLEXを受けてみて

試験中のアドバイス

私は自信を持って答えられた問題が少なく2日後にQuick Resultsを確認するまで試験に落ちたと思っていました。試験途中で自信がなくなり集中力がかなり下がってきたため、それも正答率を下げた要因ではないかと思います。どれくらいの正答率が合格に必要かはわからないのですが、集中力を維持してできる限り少ない問題で合格するために、試験中に試験結果を勝手に予想して精神を乱すのではなくとにかく最後まで無心で問題を解くことが大切です。

勉強法のアドバイス

まずは何度も聞かれる疾患や治療法、看護実践や臨床場面についてしっかりと理解することが大切だと思います。このようなメジャーな内容の問題はUWorldの解説にあるような細かい内容まで問われるので、理解していないと応用が利かず本番で対応が難しいです。頻出頻度の低い内容の問題については、浅い理解のまま試験に臨むことになりました。私はUWorldを初回に購入してから約半年後に再購入しましたが問題内容はあまり変わっていませんでした。そのためSaundersとUWorld合わせて解いた問題は3000〜3300問程度だと思います。このくらい解けば合格につながる知識量と経験値はつくと思います。参考になれば幸いです!

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