念願のNPO団体を設立!2022年、看護留学のサポート業務を拡大します!

念願のNPO団体を設立!2022年、看護留学のサポート業務を拡大します!

2022年1月1日掲載

明けましておめでとうございます。2022年もどうぞよろしくお願いいたします。

弊社をサポートしてくださっている企業や学校関係者の皆さま、ならびに体験談を投稿してくださっている皆さま、そして読者の皆さま、旧年中は大変お世話になりました。現在、カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点に活動しているHoshi World/アメリカ看護代表の星宣子と申します。 この場をお借りしまして、新年のあいさつと御礼を申し上げます。

NPO法人「AISE」設立!

まずは、皆さまに大切なご報告があります。それは、NPO法人「AISE:Association of International Sports and Education」が正式に認可されたことです。AISEは大きく「Education」と「Sports」の2つに分かれており、Education部門では、主にアメリカで看護師を目指す方を対象に必要な情報の提供やサポートを、そしてSports部門では、アメリカでバスケットボールやゴルフをプレイしたいという方を対象として情報提供およびサポートを行う予定です。

私は23年前に日本からニューヨークにやってきました。教師として働いていましたが、言語も文化も全く異なるアメリカで暮らすストレスや苦労は言い表すことができないほどでした。そんな中、私のモチベーターとなったのは、ニューヨークに住んでいた時にバスケットボールを通じて知り合った仲間でした。私は日本でバスケット選手として長いこと活動していたことがあり、バスケットは私にとって人との縁をつなぐもの、そして私のアイデンティティーでもありました。Sports部門については、また改めて別に機会を設けてご紹介していくつもりですが、今回はEducation部門を立ち上げたきっかけについてお話したいと思います。

過去の経験から医療サポートの道へ

2009年、子どもを授かり日本と韓国へ渡航しやすい事を理由に、私は家族と共にニューヨーク州からカリフォルニア州へ引っ越すことになりました。その後まもなく私は看護学校で Designated School Officer(留学生の入学許可証I-20に正式署名できる職員)およびカウンセラーとして働くようになり、学生がアメリカで働くための就職のサポートに従事していました。それがきっかけとなり、2010年から海外の看護師たちの就職探しボランテイア活動をしてきたのですが、本格的に2013年に看護留学サポート会社「アメリカ看護」を設立することになったのです。以降、看護学校入学の手続きをはじめ、NCLEXサポート、そして近年では永住権取得プログラムを行っています。新天地で私のモチベーターになったのは、アメリカで看護師を目指すために日本からやってきた留学生たちでした。会社設立から10年が経ち、彼らは第一線で働くようになりました。コロナ禍で感染の恐怖と長時間勤務のストレスにさらされながらも、アメリカで看護師になるという夢を叶えた彼らの側で共に歩めたことは本当に幸運だったと思います。

実は、医療とは全く無縁だった私が看護留学サポートを始めた理由は、過去の経験にあります。当時23歳バスケットボール選手だった私は、大きなケガをきっかけに引退したのですが、入院先である看護師さんにとてもお世話になりました(第1回 : 天使のお仕事 -バスケ生活の最後となったあの日。-https://losangeles.vivinavi.com/ls/americakango/01)。半年間にわたり寝たきりでわがまま放題だった私を心身から支えて励ましてくれたお医者さまと看護師さんへの感謝の気持ちが、今の私の仕事につながっています。

「あの時に謝っておけばよかった。 ちゃんとお礼しておけばよかった。 ・・・ と、今でも思う。いつか会うその日まで、、もしかしたら今サポートさせて頂いているアメリカ看護師を目指す人達の中にその人が来たら、、直接御礼をしたい。 また、看護師を目指す皆さんたちへ、少しでも良いからあの時してしまった私の行動や言動の反省を活かして、今度は、私が助けになれたら本望だと思っている。「誠実に」 これは私のモットーである。 このモットーをいつも念頭に置き、未来の看護師さんたちに協力したい。 そして今まで、特にバスケ生活の中で出会ってきた看護師さん達のアドボカシー *、その時の (今でこそわかるのだが) 信じられないほどの 「優しさ」 を忘れずにいたい」
* アドボカシー/advocacy: 本来 「擁護」 や 「支持」 「唱道」 などの意味を持つ言葉。

(第1回コラムより抜粋)

お世話になった方々に直接お会いしてお礼をいうことはできないけれど、アメリカで看護師を目指す日本人をサポートすることが、私の使命だと思っています。アメリカで看護師を目指す皆さんには、あの時にアメリカ看護留学しておけばよかった…と後悔することのないように。


看護留学最新情報から交流の場まで

「何かきっかけが欲しい」

「最新情報が欲しい」

「モチベーションを上げたい」

長引くコロナ禍で思うように看護留学の準備ができず、焦っている方は多いと思います。このたび設立したAISE「Education」部門では、このような状況下で物事に立ち向かう気力をくれる先輩や同僚、そして看護師としてのモデルが欲しい、という人たちを対象に、常に最新情報を発信し続けることで、悩んでいるだけで“一歩”が動き出せずにいる皆さんの原動力になればよいと思っています。

アメリカには合法的に就労できる看護師資格を持った日本人看護師がたくさんいます。しかし、ビザの問題で働きたい病院や医療施設で雇用されない人が多いのも現実です。そんな話もお伝えできればと思います!

今後は、アメリカだけでなく世界で活躍する看護師にクローズアップして、看護学生、看護師の留学や海外での勤務をしたい人への情報提供、またAISEの活動内容をいろいろな人に知ってもらうことを目的とし交流の場を提供していきます。

2022年もアメリカ看護とAISEをどうぞよろしくお願いいたします!

次回は、アメリカで看護師を目指す方が避けては通れない「NCLEX」の書類申請についてお話します。

NCLEX受験合格体験記(2021年8月の合格者)

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2022年以降に向けて看護留学の準備を始めよう!コロナ禍に負けない!

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