2025 年アメリカの看護師を目指す方の個人面談(夏季)を終えて

2025 年アメリカの看護師を目指す方の個人面談(夏季)を終えて

2025年10月1日掲載

今年の夏も、東京、栃木、大阪の3か所で個別面談を行いました。参加者全員が既に一度はオンラインでお話した皆様で、仕事のスケジュールをこの面談日に合わせて組むなどして遠方から参加いただきました。有難うございました。

個別面談レポート

参加人数:24名  年齢層:20歳~47歳

出身地:北海道、新潟、福島、栃木、群馬、神奈川、東京、千葉、滋賀、大阪、沖縄

Aさん 32歳女性 看護大学院卒業し現在は認定看護師として病院勤務

看護学生の時にシアトルへの短期研修を経験。アメリカで看護師になりたい。

相談内容:NCLEX書類申請は某ナース会社のサポートで申請し、無事NCLEXに合格。その後、パートナーの引っ越しでカリフォルニア州へライセンス移動したいができずに困っている。その会社から、足りないと指摘された授業時間数は日本でオンラインで取得できる学校を紹介された。

⇒ 実は弊社へはこういった相談が毎月数件あります。卒業校の授業時間数振分けで問題になっているケースが多いため、弊社で書類査定を行いました。その結果、申請者自身の卒業校ではない授業時間が記載されていました。残念ですが、追加書類を求められるだけで、「偽造」されたことはおそらく審査側は分かっていると思われるため、エンドースメントを今後許可することはないと思われます。

 

Bさん 28歳男性 数年前に弊社サポートで米国看護師資格を取得、現在は日本で看護師勤務

アメリカで看護師をしたいが、学生ビザ申請を却下され、渡米ができずに困っている。

相談内容:5、6年前に「アメリカ看護」のサポートを利用してNCLEX書類を申請、アメリカの看護大学を卒業し、OPTを終了して日本へ帰国した。在学中にアメリカで看護師をしている方と知り合い、「アメリカ看護」を良く思わなくなりそれっきり音信不通になって申し訳ないと思っている。今回どうしても面談に参加したかった理由は、数年前にNPを目指し〇州の学校から入学許可証がおりたものの、すでに2回学生ビザを却下されてしまい困っているため。

⇒ 個別面談希望のご連絡をいただいたとき、「え?何?今頃?なんで?」と思ったのが正直な気持ちでした。Bさんの目標を叶えるにあたって精一杯サポートしてきただけに小耳にはさんでいた言葉は残念だったからです。勇気をもって今回の面談をしましたが、すでに2回もビザを却下されている時点で弊社でサポートできることはない旨をお伝えしました。在米中の不法就労やビザ移行などなど問題がいくつも挙げられることもあり、移民弁護士を紹介しようかとも思いましたが、当の弁護士から「無理なケースはうちは受けない」と言われたため、この件は終了となりました。

 

Cさん 47歳女性 看護大学院卒業、助産師、開業看護師 日本の看護師

日本で助産師として開業している。アメリカでも助産師を目指したい。

相談内容:助産師として開業しているが、日本では子どもが減る一方で以前よりも地方では病院からの依頼も減ってきている。また独身でもあるため将来が心配である。自分の年齢と英語力が心配だが、日米看護師資格を持ち、アメリカで働いている友だちからアメリカでの看護師にチャレンジしてもよいのでは?と言われた。何から始めればよいか相談したい。

⇒ 日本で大ベテランの助産師のCさんが準備を始めるにあたって、「(1) NCLEX書類申請」の重要性を説明し、早速書類作成サポートをご依頼いただきました。次は、「(2) 英語力向上」です。

 

Dさん 40歳 日本の看護師 中国から帰化し、日本国籍を取得

日本の看護師になったので、いよいよアメリカ看護師を目指したい。

相談内容:先生(星のこと)との出会いは今から4年前。中国国籍から日本国籍を取得して日本の看護師になり、過酷な病院勤務をしている。年齢も年齢なので、子どもをアメリカで授かりアメリカの教育を受けさせたいので即サポートを受けたいが、どうしたらよいか教えて欲しい。

⇒ 弊社のNCLEX書類作成サポートのお申し込みをいただきました。そして、書類申請が進み、英語力向上のための医療英会話オンラインクラス受講を開始しました。第二言語として日本語を学び、日本の看護師国家試験も合格したDさんです。

 

今夏の面談を振り返って(星 宣子から)

今夏の個別面談を振り返ってみると、日本の看護師資格を有効に使って、来年(2026年)にはアメリカで看護師として勤務したい、という方が多いことが分かりました。

私は、留学に関わらず人生の岐路に立っていると感じている皆さんに常に伝えたいことがあります。それは、「ん?まだかな?何か納得できていないかも」という時は、即決せず、また数日間、朝昼夜、考えた上で決断してほしいということです。迷ったまま、不安の度合いが多い状態での決断はただ単に焦って決めていると思うからです。

今回のアメリカ看護留学の個別面談に遠方からお越しいただいた皆さんは、「直接会ってから考えよう」と、わざわざ私に会いに来られたのだと思いました。それは私も同様で、今から約30年前にニューヨークへ行こう!と決めたあの時。人生を大きく変えるようなことを決断する時だったのだと思います。心から話せる、信頼できる人との出会いや様々なアドバイスは非常に貴重で、今の私のアメリカ生活の基盤づくりができ、今のアメリカ生活があります。

皆さん同様、私のほうも直に個別面談でお会いしたいという気持ちがありました。それは、渡米するだけの覚悟や本気度を確認してから、実際のサポート依頼をお受けするかどうかを決めたいと思っていたからです。また、何かを始める決断も何かを辞める決断も、迷いに迷ってから進めるべきだと常に思って行動しています。

アメリカで生きていく上で、アメリカでの就労資格を持つ看護師は「将来職探しには困らない、安泰だ」と言われる人気職業です。外国人(日本人)の私たちがアメリカ人同様に看護師として合法的に雇用まで辿り着くには、数々の厳しい状況を一つずつ乗り越えていかなければなりません。

「覚悟を決めるたびに次の扉が開く」

 この言葉は、これから挑戦する皆さんの背中を押してくれます。アメリカで看護師として頑張る皆さんを弊社では数多くサポートしてきました。つまりこれから渡米する皆さんの先輩方が大勢います。

アメリカ看護資格取得=アメリカ看護師として働ける、というわけではありません。アメリカ看護留学の体験談では、先輩方がアメリカの看護師としての貴重な経験を丁寧に綴ってくださっています。現場で感じた「働き方の違い」や、役割分担の明確さ、仲間との支え合いのエピソードなどなど。どれもとても印象深く、リーダーとしての成長過程や、英語力に不安がありながらも前向きに取り組まれている姿勢には感動しています。自身の葛藤や努力、そして渡米から免許取得までのリアルな道のりには、渡米してくる皆さんが勇気づけられています。 

今後も、母国や日本とアメリカの懸け橋になるようなアメリカの看護師を目指す皆さんを精一杯サポートしていきます!! 

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