2019夏 日本滞在レポート 第8弾セミナー/個人カウセリングを実施

2019夏 日本滞在レポート 第8弾セミナー/個人カウセリングを実施

2014年から開始した毎年夏恒例の「アメリカ看護留学セミナー」と「個人カ面談」は、今回で第8回目を迎えました。今年は、東京、大阪、栃木、名古屋、福岡、そして韓国ソウルでの開催を予定しています。本コラムでは、7月6日に開催した東京セミナーの様子をお伝えいたします。

個人面談の必要性
今年の予約状況は、告知してからわずか2週間で個別面談枠がすべて埋まりました。年々セミナー参加者も増えていますが、例年に比べ、今年は個別面談だけを希望する人が増えたように思います。もはや、一般的な情報だけでは物足りず、「私の場合はどうなるのか?」「この情報は私に当てはまるのか?」と、個々によって異なる留学事情を詳しく知りたいと考える人が多くなってきたのでしょう。

個別面談で受けた質問の内容は以下の通りです。

Q. 日本の看護師資格を持っていれば、アメリカで看護師になるための書類作成費用は10万円以下だと聞いたのですが本当ですか?

Q. カリフォルニア州に書類申請すれば簡単に通るのですか?

Q. ニューヨーク州であれば、CGFNSだけで書類審査できるのですか?

Q. アメリカ看護師資格を取ってNPになれば、アメリカの永住権が取得できるのですか?

Q. アメリカ人と結婚し、アメリカに今年年末に渡米ですが、永住権やフィアンセビザがあって、アメリカ看護師の資格があれば、すぐ病院で働けるのですか?

Q. アメリカの看護師の給与は、日本の看護師の2倍って本当ですか?

Q. 日本の看護大学卒でも、アメリカの看護大学に編入しなければいけませんか?

Q. アメリカ看護師資格を取得しても、TOEFL やIELTSスコアを取得しなければ永住権を取得できないというのは本当ですか?

Q. セブ島で医療英語クラスを受講してきたのですが、アメリカの看護大学に編入できますか?

などなど…。

要するに、インターネット上で得た情報や、個人ブログでつながった在米邦人看護師からの情報など、それらは果たして正しいのか、また自分の場合はどうなるのか?と相談してくる人が多いのです。今回も改めて、山のような情報は得られても、それが自分に当てはまるかわからずに、一歩を踏み出せない人がたくさんいると感じました。

アメリカで看護師になりたい!という夢があっても、単なる思いつきでは叶えることは難しいでしょう。その理由は留学資金をはじめ、渡米に向けた念入りな準備が必要だからです。例えば、日本の正規看護師の資格を持っていても、その人のバックグランドや渡航後の看護師像を視野に入れた、1人1人に合った、個別のアドバイスが必要なのです。

実は、今回、日本での個別面談に申し込んできたのは、全員私との初回無料カウンセリングをこれまでに受けたことがある人ばかり。中には5年前にお会いした人もいます。みな、少しずつしかし着実に、最新情報を得ながら、渡米に向けて準備してきています。日本での活動を開始して8年ほど経ち、ようやく個別面談の重要性を理解している人が増えてきたことを、個人的にとてもうれしく思っています。

個々で変わる正看護師資格の取得方法
日本人だけでなく、海外で看護師資格を取得した場合、アメリカで正式に正看護師になるためには、いろんな方法があります。職歴の有無や内容、貯金はいくらあるのかなど、個人のバックグランドによって、その方法は変わるのです。例えば、日本の正看護師資格を生かす方法でアメリカ看護師を目指すのであれば、各州の看護協会が認めた書類作成をしなければなりません。ちなみに、NCLEX 書類審査は、今年2月に入って多くの州で、州の審査規定、提出書類が大きく異なりました。つまり、この書類審査が通らなければ、アメリカで看護師になることは不可能といえます。あの州なら書類審査が通りやすいとか、通らないといった根も葉もないウワサが飛び交っているようですが、大切なことは「自分の場合はどうなのか?」ということを知ることです。

日本で看護師になるには、(1) 高専3年卒業から正看護師資格取得、(2) 准看護師2年から正看護師資格取得、(3) 看護専門学校3年から正看護師資格取得、(4) 看護大学4年からの正看護師資格取得、(5) 他の専門学校から正看護師資格取得、(6) 他の専門学科からの正看護師資格取得といった方法がありますが、他国では、選択肢も、カリキュラムも、時間数も、教科名も、同じではないことを知っておきましょう。

日本滞在レポート 第2弾 

毎年夏恒例となった日本での「アメリカ看護留学セミナー」と「個人カウンセリング」が、今年も無事に終了しました。今年は、日本国内だけではなく、韓国を含め、九州、関西方面を中心に、東北まで拡大したセミナーを計画してきました。北は北海道、南は沖縄から参加した方もおり、約1カ月半の日本滞在中に、なんと5都市、韓国ソウルで合計58名とお会いしました。また、今回は「アメリカ看護留学セミナー」に続き、「アメリカバスケットボールキャンプ」でも活動範囲が増え、総勢69名と直接お話しすることができました。

今回は、日本滞在後半の模様をお届けします。

個別面談@愛知県名古屋市    ◆7月13日(土) 午前9:15~午前11:30 

● 相談者  K. S. (20歳) 名古屋出身

プロフィール

名古屋市内の看護専門学校在学中。2年前に3カ月間、ハワイに留学。TOEIC 740前後。卒業後、すぐにアメリカで看護師になるために留学を希望している。

個別面談の感想

以前、星さんとはLINEで一度面談を行なったことがあるのですが、今回改めてセミナーと個別面談を申し込みました。私はまだ看護師ではないので、最短でアメリカで看護師になるための日本での準備と内容、費用、進路について相談しました。アメリカで看護学校の入学申請やNCLEX書類申請について概要を知ることができとても良かったです。また、留学に関する不明点や不安なことを確認・解決することができました。また、現在のアメリカの医療以外の動向なども聞けて、とても参考になりました。

● 相談者N.K. (25歳)名古屋出身

プロフィール

看護師歴3年。現在、内科病棟で働く。アメリカで看護師として数年勤務し、将来は日本でその経験を生かして活動するのが目標。

個別面談の感想

星さんにお伝えして欲しいメッセージです。先日はセミナーや個人面談でお世話になりました。いつも星さんと話していると、私もアメリカ留学を目指すぞ!というポジティブな気持ちになれます。医療業界での裏話を聞き、早速貯金を始めました。今後、卒業後のプランも立て節約をすることに決めました。これから3年後になりますが、よろしくお願いします!

大阪セミナー ◆7月13日(土) 午後1:30~6:30

@ディーサイド留学情報センター大阪会場

セミナー内容

◎アメリカで看護師になるために、海外の看護師たちが懸念すべきこと。

◎アメリカ看護師のライセンス取得にかかる費用とその期間。

◎アメリカで看護師として合法的に就労するための方法と留意点。

個別面談

● 相談者 K.M. (38歳)福岡県出身

プロフィール

病棟勤務を経て、現在は救急で働く。昨年、アメリカ看護と3回目のスカイプ面談をし、NCLEX書類申請中。

個別面談の感想

1年前に「アメリカに留学するぞ!」と思い立ち、NCLEXの書類申請を進めました。出来上がってきた書類や、そのやり取りをしていく中で、到底1人では不可能であるということが分かったので、まず時間のかかる書類申請から取り掛かりました。今回の個別面談では、渡米に向けて前回のスカイプ面談で聞いたことを再確認しつつ、新たに詳しい話を聞いていくことができました。胸に引っかかっていたものが取れていくのを感じ、福岡から星さんに会いに来たことに満足しています。初めて星さんに(対面で)お会いしたのですが、とても明るく元気で、最終的に、とてもスッキリとした気持ちで終えることができました。9月には、看護科編入までのサポートを依頼いたしますので、よろしくお願い致します。

◆7月13日(土) 午前10:00~午後1:30@栃木県宇都宮市

◆7月27日(土) 午前10:00~午後2:30@韓国ソウル市

個別面談感想多数のため、写真のみ掲載します。

~星宣子より~

東京に続き、愛知、大阪セミナー参加と個別面談でのカウンセリングに遠方からお越し頂き誠にありがとうございました。渡航予定は立っていないものの、2人の方から「NCLEX 書類作成代行サポート」にお申し込みいただきました。また、看護科編入に向けてのサポートを開始された方もおり、ロサンゼルスへ戻って、早速看護学校側とのアポ日時が決定したところです。

今回、弊社で永住権サポートしたKさんとYさんが、それぞれちょうど帰国中でセミナー会場に足を運んでくださいました。この場をお借りして御礼申し上げます。

昨今、ますますNCLEX書類審査にかなりの時間を要し、書類審査も非常に厳しい状況です。この審査が通らなければ、アメリカで看護として開始することは不可能です。また看護師としては、アメリカ国内看護国家試験の書類審査が最初の難関です。アメリカのどの州で受験資格を確実に取得するか、また看護師ライセンス取得後に、ライセンスを移行したい州をどのように考慮して決定していくかも、今後アメリカ医療従事者として、生活していく上で重要な選択肢の1つです。

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