Hirokoさん 今度こそ、目標の看護師になるために渡米します

Hirokoさん 今度こそ、目標の看護師になるために渡米します

2016年10月31日掲載

プロフィール
36歳。名古屋出身、横浜在住。

私は日本の病院で7年間勤務した後、2011年4月に沖縄に滞在していたアメリカ軍人の彼と結婚を前提にロサンゼルスに来ました。あの頃は、彼からアメリカで看護師をすることを勧められていました。渡米後すぐ、語学学校で基礎的英語を勉強しながらサンタモニカカレッジへ入学しました。2年が過ぎ、これから看護科へ編入できるという時期に、ある事実を知って驚きました。それは現地のアメリカ人ですら、看護学科に入るには待ち時間が2~3年であるということです。留学生である私には到底看護学校へ編入するすべはなく、途方にくれていた時、彼の友人である日系看護師の話を聞きました。するとその方は日系看護師ではなく、アメリカで留学のサポートをしている America Kango の星さんだったのです。

私は、星さんに早速連絡を取りました。そしてコンサルテーションで、私の今の英語力と滞在資格では、目指しているサンタモニカカレッジの看護科への編入など到底無理で、時間ばかりがかかることが分かりました。そこで星さんに提案して頂いた看護学校見学を開始しながら、同時に医療英語を受講しました。最終的に看護学校は2校まで絞り、1回目の入試では点数が足らず不合格、2回目で看護学校入試合格が決定しました。

看護学校編入手続きもようやく終わり、来月から看護学校入学を目前にした8月末、私の人生は大きく変わりました。結婚を前提にお付き合いしてきた彼が、突然交通事故に遭い、亡くなったのです。その辛さから立ち直れず、私はその後20日間ほどで日本に一人で帰国しました。

あれから4年の月日が経ちました。私は、現在横浜駐在の外国人兵士が多く通院する病院で働いています。私は彼との出会いがきっかけでロサンゼルスで看護師を目指していましたが、今は、アメリカのどこでもいい。また看護師を目指して現地で学びたい、と思うようになりました。これはきっと私自身の前向きな変化であり、自分で本気でトライしてみたい!やってみたい!という気持ちが強くなってきているのかな?と思います。もちろん未だ彼への思いは吹っ切れたとは言えませんが…。

しかし、現実的に、今の貯金額ではアメリカで看護師になるための資金は少ないと感じてます。あの本帰国の時は、まさかもう一度チャレンジしたい!アメリカで看護師になりたい!と思う日など訪れることはないと思っていました。今の職場であと1年働けば、星さんの話していた目標額に達するので、再度アメリカ看護師にチャレンジしたいです。

人それぞれ何かしらの理由で、アメリカでの看護師を諦めて本帰国をする人がいると思います。私は、今度は誰のためでもなく、自分のために渡米したいと思います。年齢と2度目の渡米ということで、両親はどう思っているのか分かりません。もはや諦めている…ようにも思えますが、自由にやらせて貰える環境にいるので、今度こそ、目標の看護師になるために渡米します。

あの時、医療英語を受講したはずなのですが、正直4年以上もの間、医療英語には触る程度しか触れていないのでまた受講を希望しています。目標額に達成したら、星さんにご連絡いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

星宣子から
あれからもう4年の月日が経つんですね。コンサルテーションのため2人で訪れたサンタモニカのカフェの店員は変わらずです。あれ以来、私が顔を出すたびに"How are you doing?"と、毎回声を掛けてくれ、Hirokoさんの大好きなイチゴのワッフルを出してくれますよ。

日本に帰国後も、私のことを覚えていてくださっただけでなく、再渡米を決意した際に、真っ先にご連絡をいただき本当にありがとうございます。4年前に、思いがけず人生の岐路に立ち、悩み苦しみ、本当に色々ありましたね。周囲の声や流れに惑わされず、最終的に本帰国を選んだことは Hiroko さんの強い意志の表れだと思いますし、現在はさらなる経験を経て、もっと強く逞しく成長しているのではないかと想像できます。

1年後に渡米を希望されているのであれば、遅くとも9か月前にご連絡をお願いします。看護学校の入試は難しくなる一方です。そして、難関はNCLEX受験よりも、NCLEX 受験申請取得をすることなのです。この4年もの間に、アメリカ看護協会も海外で正看護師資格取得した看護師達に、さらにハードルの高い条件を出しています。

今度こそ夢を実現できる岐路にきたのかもしれませんね!心から応援しております。何かご質問があればいつでもご連絡下さいね。

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