アメリカで希望の勤務環境を得るために - 日米の看護師の違いは?
2024年9月1日掲載
夢現実の第一歩、希望の看護師環境を得るためのアメリカSMALL POINTをお伝えします。
アメリカと日本の看護師であるRyoさんからのアドバイス
1) 病院選び
HOSPITAL/SNF/OUTPATIENTをはじめ医療施設は多岐にわたります。規模により医療内容と設備、福利厚生そして基本給が違います。また医療機関の場所により、医療者や患者の人種、治療・患者疾患も異なります。十分な情報収集とOPEN JOB FAIR参加も考慮して、内部情報収集と自分の目で再確認。
2) RESUME作成
AI Shinesが多くの病院採用書類選考で導入されています。まずは規定に沿った方式でのRESUME作成が重要です。
RESUMEは基本1枚、COVER LETTER 1枚。完結に纏める。
看護の仕組みは日本とアメリカで違いがあります。また各病院で求める看護師も変わります。募集要項を理解し、RESUME内容を修正追加して的確なEWSUMEを病院/UNITに合わせて作成する必要があります。
3) 病院/施設APPLY
1病院/施設に1APPLYではありません。各ユニットにAPPLYするので、1病院内に希望する幾つものユニットにAPPLY可能です。
4) INTERVIEW
看護師条件も必要ですが、最も重要視されるのは個人の人間性。最初の挨拶、コミュニケーションでINTEVIEWの雰囲気が良くも悪くも変わります。会話では自分の意思や意見を先に述べ、そして簡潔・明瞭に根拠を伝える。
INTERVIEW後のフォローアップと連絡を受けるまでの行動調整をしてください。
病院選択について、日本もアメリカも、自分の看護師像、看護師としてどのような看護をしていきたいのかがもっとも必要な事ではないのでしょうか。それに加え、職場環境も重要な点になります。現実的に、看護師になれた嬉しい気持ちだけでは看護職は長く維持できません。また1病院だけに執着する必要がないのがアメリカ看護です。まずは、看護師として自分自身が健康で高いモチベーションとスキル維持の上で質の高い看護を提供していけると感じます。有名病院だけが最新医療や高い能力の看護師、職場条件が揃っているわけではありません。規模の小さい、危険な場所の病院が全て劣っているわけでもありません。個人が皆違うように、病院も特化した個性を持ち、働く医療者も強い意思を持ち働いています。看護師のあなたが、自分の能力段階に合った環境で日本での看護経験も大いに発揮可能な最適と感じた病院でアメリカ看護師の1人として開花してくださいね。
現場では多人種が年齢層に関係なく看護師を全うしています。そして皆、看護職の確立と並行してさらなるスキルアップにチャレンジしています。教育が充実している環境も、あなたの看護師感を刺激し新たな夢を開かせ看護師を満喫していけるはずです。
意思のある人を自然に受け入れ、尊重し合うアメリカ。諦めない限り必ず素晴らしい仲間と成長し続けられるアメリカ看護です。