F-1ビザ留学生のOPTに関する制度変更

F-1ビザ留学生のOPTに関する制度変更

2026年10月15日掲載

OPT(オプショナル・プラクティカル・トレーニング)に関して現在注目されている主要なトピックは以下の2点です。

1. 【提案中】OPTに「7万ドル」の巨額の申請費用を導入

2026年10月8日、DHSは新たな料金案を官報に掲載しました。これは現在「提案段階」であり、まだ決定・実行されていません。

• 費用の額: 最初の12ヶ月のOPT申請に70,000ドル(約1,000万円以上)、その後の延長(STEM OPTなど)に30,000ドルの支払いを義務付ける案です。

• 支払い義務: 大学側が政府に支払う形式ですが、DHSは「大学は、この費用を留学生本人や雇用企業にそのまま請求(転嫁)してよい」と明記しています。

• 目的: 米国人労働者の雇用保護や、外国人労働者の流入抑制、審査の厳格化を目的としています。

• 今後の流れ: 2026年11月9日までパブリックコメント(一般からの意見)を募集しており、その後審議されます。大学や大手企業による激しい反対や、法廷闘争(裁判)に発展することが確実視されています。

2. 【すでに決定・施行済み】滞在期間(D/S)の廃止とルールの厳格化

これに先立ち、2026年9月15日には別の重要なルール変更がすでに正式に決定しています。

• 固定の有効期限: これまでの「学業が続く限り有効(Duration of Status / D/S)」という曖昧な期限が廃止され、最長4年などの「具体的な有効期限」がビザに設定されるようになりました。

• OPT申請への影響: OPTを開始・継続する際、ビザの滞在期間延長手続き(I-539)と、OPTの就労許可申請(I-765)を同時に行わなければならないケースが増え、審査遅延のリスクが高まっています。

• 猶予期間の短縮: 卒業後に米国に滞在できる猶予期間(グレースピリオド)が、これまでの60日間から30日間に短縮されました。

● 現在OPTを申請中、または間もなく申請する方へ

7万ドルの費用は現時点では適用されません(現在はこれまでの通常料金のままです)。ただし、卒業後の滞在猶予期間が30日間に縮小したため、書類の提出タイミングにはこれまで以上の厳重な注意が必要です。

参考ページ:DHS Proposes Fees for Foreign Student Work Program to Protect American Jobs

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