YUKAさん 年齢の壁を吹き飛ばす日米看護師! アメリカ看護師として就職成功!!

YUKAさん 年齢の壁を吹き飛ばす日米看護師! アメリカ看護師として就職成功!!

2018年1月掲載

カリフォルニアからハワイへの引っ越し、母親、主婦として… アメリカ正看護師に!次の目標は、ナースプラクティショナーになること。

《プロフィール》
福島県出身、43歳。済生会神奈川県病院、東京医科歯科大学医学部付属病院、狸穴訪問看護ステーション、St. Luke clinic(Honolulu), St. Vincent Medical center(L.A.), Retina institute of Hawaii(Honolulu), Dr. Fujiwara clinic, 現在は Global Hospice careでも活躍中。

Q: どんなきっかけでアメリカで看護留学を目指そうと思いましたか?
A: 私は移民としてアメリカへ移住しました。日本での看護経験は本当に勉強になり、この経験をこれからの人生にも生かしたいと思っていたところCAで日本の資格でNCLEX-RNの受験ができると知りました。

Q: 渡航時の看護留学は、他社様を通して留学されたとお聞きしておりますが、今回、弊社を選ぶ決め手となった理由、もし他社様と弊社の違いを感じたことがあれば教えてください。
A: 最初のNCLEX-RN対策校に新しいスタッフで来たのが星さんでした。当時の学校は英語のレベルの違うクラスメイトが同じ授業を受けており、質問に時間を取る生徒さんに英語のレベルの高い生徒がイラつく状態。学校外で会議になるほど。。。留学してるクラスメイトは高いお金を払い、自分なりの勉強がしたいので意見が活発でした。私は、どんな状況でも目的が一緒ならいい。と思ってたら、「Visaの問題がないから何も言わない」と言われました。そこで、星さんに学校を辞めたい旨を話し、当時の星さんが「困ったら連絡して」と言ってくれました。星さんの対応は良心的で、この人まっすぐだなぁって思ったのが強く思い出されます。だからこそ、今回星さんの助けをかりました。

Q: カリフォルニアからハワイへの引っ越しとなり、その後、時が過ぎてから弊社へのお問い合わせですが、その経緯を教えて下さい。
A: ハワイへ戻ると主人が浮気をしていました。家庭はボロボロ。そこから長い離婚裁判、DVもあり子供を連れてシェルターへ避難、更に心の傷も大きく2年のメンタルケアを受けました。その間に NCLEX-RNの受験資格は失効です。ゼロの自分を救ってくれたのは人間関係でした。領事館の経由で某世界規模の保険会社を引退したアメリカ人社長さんが日本人のケアギバーを探しているとお話を頂き(アジア展開した時に日本が一番と思った)、そちらでお仕事をさせて頂きました。その際、奥様が世界的に有名な医師の治療を受けており、口利きで眼科技師での就職を得ました。当時、同時期に5人の新人がいて、院長命令で治験の認定を取るように指示が出て、私だけが合格しました。当時私のプリセプターをしていたシェリーが「あなたは私の誇り!」と抱きしめてくれたのを思い出します。英語が片言でもポジションが上がるアメリカを感じました。だったら、やっぱりRNになりたいと思ったのがこの時期です。

Q: NCLEX書類作成代行依頼をしたきっかけとその経緯を教えて下さい。
A: 正直、不安すぎて自分で出来ないと思っていました。成人看護に精神科が含まれている時代の卒業生である事が一番の不安材料でした。そのほかにも数学や統計学、微生物学などブレイクダウンをしていくベストな方法の知識がありませんでした。星さんに相談すると、現状で自分が置かれている状況を詳しく説明してくれ、具体的にこれ位要求されてる中、これだけクリアしてるから十分大丈夫という説明もしてくれました。そして、星さんを信頼しました。

Q: 米国で看護師になると諦めずここまで達成できたわけですが、今まで様々な出来事があったと思いますが、お聞かせいただけることはありますか。
A: どんなに辛い状況下でも、アメリカ国内で兎に角医療に関わる場所に自分の身を置きました。確かに生活苦もあったので実際には旅行会社やレストランサーバーもしながらの道のりでした。それでも、根底には自分の場所はどこかと問い詰めてる自分があったからこそ辿り着いた道です。

NCLEX-RNの受験資格が失効した時期でも、サンダースのテキストを読み解いてる時間は心に平穏な時間があり、頑張ろうと前向きになれました。そして、職場や近所の方々、現在の主人の支えがあったからこその今回の合格でした。私がカリフォルニアへ引っ越してきた時期にお向かいのビルさんが結婚されて、ドイツから素晴らしい奥様がやってきました。彼女も元ドイツでナース。既に手続きを初めていた私は、カリフォルニアのボードのシステムを彼女に説明すると「私もやっぱりナースとして生きて行きたい!」と手続きを開始しました。そんな彼女も「絶対にYなら一発合格よ!」と応援してくれてました。同じ目標に向かう仲間がお向かいに出来たのです。本当に有り難いです。近所を散歩すると「Yなら絶対合格さぁ!」と声をかけて頂くことが日常でした。時に息詰まる私に、子供を見てるから気分転換をしてきていいよと声をかけてくれた主人。こういった素晴らしい周りの支えがあって、自分を信じれたからこそ得たアメリカ看護師資格です。

アメリカに来たなら地元に溶け込むことはとても大切だと思います。私は下手な英語でもご近所さん、職場もアメリカの環境に挑戦してきています。ママ友もローカルです。確かに日本人と話すのは楽しいです。でも、今どこにいるの?です。留学生をホームステイで取ってて、高額なお金はらって日本人と遊ぶ?それでいいの?って思う事が多いですね。夢を達成するなら、困難な場所にでも身を置く時期が大切なのではないかと思っています。

Q: 日本では就職での年齢の壁が大きいですが、アメリカ現場ではどうでしょうか?

A: ほぼ無いです。眼科技師時代の同僚で、パートで働いていたアシスタントさんは、学校へ行き直し数か月前に弁護士になりました。40代でドクターの勉強を始めたご近所さん。CAから夢だった小学校教師になった知人。離婚のときにお世話になった弁護士さんは刑事から、45歳でロウスクールへ行き弁護士とハワイ大学の教授をしていました。アメリカは看護に限らず本人が本気で取り組めば年齢は関係ないと言えるのではないでしょうか。看護に関しては、転職の度にお給料を上げていくのが普通みたいですね。私くらいの年齢で転職は普通です。

Q: アメリカの医療現場に入って良かったなと思えることやエピソードはありますか?
A: いっぱいあります!! 技師の時代からそうですが、みんな優しいです。前の病院も今も、チームワークが素晴らしいと思います。職種を超えてお互いを尊重して患者さんの為に働いていると感じます。そして、職場でのケータリングや誕生会、サンクスギビングにクリスマスと勤務中の行事が多いのが日本との大きな違いに思えます。私は、妊娠中にサプライズでベイビーシャワーをしてもらった事が本当に嬉しく驚きでした。

RNとしてはスーパーバイズドする事が多く、LVN、CNAへ指示を出すのはRNの重要な役割。患者さんに的確にケアが提供できてるかを常にアンテナを張って見なければなりません。又投薬後のアセスメントで処方薬の増量や薬の変更のきっかけを最初に判断するのもRNの重要な役割です。日本よりももっと具体的なコメントを医師に伝えなければなりません。RNとして採用されれば新人もエキスパートも関係なくRNとしての能力を要求されます。私も初日にLVNのスタッフから「OK!私はあなたをフォローするから、宜しく!」と言われ身が引き締まる思いでした。それでも、日々勉強になりアメリカの医療現場に立てている毎日が楽しいです。

Q: 今後の目標を教えてください。
A: 更に勉強して、ナースプラクティショナーになれればと思っています。決して若くはないのですが、アメリカではママでも学生と仕事を両立している仲間が沢山います。そんないい刺激を受けながらもう少し頑張ってみたいと思っています。そして、子供が成長した暁には、時間を気にせずに働きたいかな。これから学生になるにしても仕事と勉強に追われる日々が続くかと思いますが、目標を達成したらこの性格だから又新しいことに挑戦したくなってしまうかもですね。

これからNCLEX 受験を早々に控えてるみなさんや看護留学 アメリカを目指している方へのメッセージをお願いします。
練習です!問題数こなしてください。私は、解けない問題に固執せずにより多くの問題を解くことに重点を置きました。確かにレビューは大切です、ただ分からないるつぼにはまらずに勉強するのがNCLEX-RNの賢い勉強法なのではないかと思いました。パーセンテージの低いところだけを勉強しても弱点であるため点数が取りにくくモチベーションが下がる一方です。なので私は、NCLEX-RNの問題は常にノーマル75問と決めて解いてレビューを繰り返しました。更に土日は子供と家族の時間とキッチリ頭を切り替えました。ON OFFの切り替えも脳にとっては大切なことなのかもしれません。

看護留学する皆さんへ、
絶対に日本人で固まらない事!!色々な事に挑戦した方が自分の人生が豊かになると思います。ボランティアでも何でも。折角アメリカに来たのだから、アメリカのコミュニティに入らないともったいないです。それが今後の自分に本当に大きく影響をもたらすと思います。人と人との繋がりが大きな助けになるのがアメリカです。

アメリカ看護代表 星へのメッセージ
星さんには精神的に助けられました。あのビックスマイルで「大丈夫だよ~!だって私、大丈夫な人にしか大丈夫って言わないから!」これは、私の心にビンビン響きましたね(笑)出会った当初から本当に真っすぐで裏表なく話が出来る。今も昔も変わらないのが星さんだと思います。出会った時から今日まで支えて頂いて有難うございます。お陰様でスーパーバイズドしながらRN人生歩ませていたでいてます。看護は私の人生の全てと言っても過言ではないです。こんなチャンスをくれた星さんに本当に感謝です。合格通知を受け取って舞い上がってる私に、旦那が「星さんに連絡した?」と聞いてくるほど我が家では星さんの存在は有り難く大きいです。これからも、迷いもがきながらも目標に向かって頑張って行きたいと思います。そして、また星さんのビックスマイルが恋しくなったら連絡させて頂きます。

どうぞこれからもよろしくお願い致します。

2017 サンクスギビング

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いつもOpeを一緒にしていた医師の送迎会

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ハワイで眼科技師

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ロングビーチのチルドレン病院でのクリスマスボランティア

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