K. S. さん (2) 家事・育児と両立しながら挑むアメリカ看護留学への道
2026年3月15日掲載
K. S. さんの前回の体験談はこちら。
私は結婚を機にアメリカに移住しました。日常会話はなんとかこなせるようになりましたが、トピックを決めてしっかり話すことには自信がなく、特に医療英語には大きな不安を感じていました。
医療英語への不安とオンラインレッスンの効果
NCLEX対策としてUWorldの問題を解いていましたが、わからない用語や発音を調べても、自分が正しく発音できているかどうかが分からず、限界を感じていました。そこで、オンラインの医療英語コースを受講することにしました。
一対一のレッスンは自分のペースで進められ、先生もとてもフレンドリーで親切だったため、リラックスして楽しく学ぶことができました。正しい医療用語の発音を丁寧に教えてもらえるだけでなく、話す力も少しずつ伸びてきたと感じています。
医療英語クラスやMTクラスを通して、単なる医療用語の習得だけでなく、「伝える力」「聴く力」の大切さを改めて実感しました。自分の意見や考えをしっかり持つことの重要性を学べたことは、今後の看護師としての成長にもつながると感じています。
子育てと学習の両立 ─ 朝4時起きの生活
私は3人の子どもを育てており、日々の送り迎えや家事・育児に追われ、時間管理に悩むことが多くありました。最初は子どもたちを早く寝かせて自分の勉強時間を確保しようとしましたが、思うようにはいかず、試行錯誤の末に「朝4時起き生活」にたどり着きました。
朝4時〜6時半はNCLEX問題に集中する時間と決め、黙々と取り組みました。日中は子どもたちの学校が終わるまで、医療英語クラスやMTクラスの予習・復習、朝の復習などを行い、あっという間に時間が過ぎていきます。
車での送迎中は、面接を想定した質問に自分で答える練習をしたり、ナース関連のポッドキャストを聞いて耳を慣らしたり、洗濯や料理中も独り言で覚えたいことを口に出すなど、生活のすき間時間を最大限に活用しています。
子どもがすんなり寝ない日には、医療用語を教えるつもりで話しかけながらトントンしていると、いつの間にか寝てしまうことも。人に教えるつもりで話すことで、自分の記憶の定着にも役立っていると感じます。
落ち込む日もあるけれど、支えがあるから前に進める
MTクラスでは予習・復習をしていても、先生からの質問にとっさに答えられず、毎回レッスン後に落ち込むこともありました。でも、「恥ずかしい思いをした分だけ記憶に残る」と言い聞かせ、少しずつ授業中に発言できるようになりました。星さんに励ましていただいたことも大きな支えで、まるで女神のようでした。
頭がパンクしそうになることもありますが、そんな時は無理せず、夕食後に子どもと散歩したり、好きな音楽を聴いたり、お風呂でリフレッシュするようにしています。
将来の目標・これから挑戦する方へ
父のがんをきっかけに、私はホスピス看護に興味を持つようになりました。人生の最期の時間を穏やかに過ごせるよう、医療面だけでなく精神面でも患者さんやご家族を支え、心で寄り添える看護師になりたいと考えています。20年後にはホスピス看護師として働いていたいという夢を持っています。
何か新しいことを始めるのに「遅すぎる」ということはありません。海外での挑戦は体力的にも精神的にも、そして金銭的にも大変です。でも、小さな一歩一歩が夢に近づく道です。
私もずっと不安でいっぱいでした。正直、今でも泣きそうになることがあります。でも、少しずつ進むたびに素敵な先生や仲間、自分でも知らなかった新しい自分に出会えました。だからどうか、自分を信じて、最初の一歩を踏み出す勇気を持ってください。その勇気が、新しい扉を開いてくれます。




